竹垣や古い門構え、干されていた番傘に遠い青春が
36℃の暑い陽ざしの中を表の通りから少し引き込んだ住宅地を歩いた
古い町で何度も袋小路に迷い込んだりを繰り返す
30年住みなれた町だが案外と町の風景を知らなすぎると反省
古い門構えの家
小料理屋さんだと知った
以前誘われたこともあったが門をくぐることもなく小料理屋の名前だけは記憶にあった
木造の門構えと竹垣
古い町中で探しても見つからないだろう
木戸が開いていた
通りから中をのぞく
赤い番傘が干してある
最近では滅多に見られな番傘
遠く過ぎ去った少年時代を思い出す
番傘、蛇の目傘に時代の流れを知らされるが、番傘は記憶の中に鮮明にとどまっている
一度だけ記憶がある
青春の真っただ中に相合傘で歩いた粋な時代を経験
コウモリ傘では愛のかけらも話すことはできなかった
今、どうしてるだろ!