ここだけが金色のイチョウ
近くに所在する桐灰小林製薬藤岡工場の裏のイチョウの木
秋になると金色の美しさを楽しませてくれます
金色のちいさき鳥のかたちして
銀杏ちるなり夕日の岡に
与謝野晶子の歌で「恋衣」が出典です
歌一つで美しい情景がうかび、一枚の絵画を見ているようです
日に当たるイチョウは、歌のとおり金色に染まって鳥が舞って散るようです
日が当たらなくても明るさにそれなりの美しさ
サクラの木の陰に隠れるように
葉桜となったサクラに代わってココロを癒してくれる
イチョウは散る前の美しさを散っても美しさを変えず
見る人の目に優しい
毎年、イチョウが金色に輝くころになると
桐灰小林製薬藤岡工場の
金色のイチョウの彩りを見るのが楽しみ
与謝野晶子の歌を口ずさみます
イチョウはまた、鳥でなく蝶のように風に舞いながら散ってきます