平和の象徴カンナ
カンナの花は江戸時代に観賞用としてヨーロッパから輸入
真夏の暑い陽ざしにも負けず情熱的に輝く鮮やかな花に元気を与えられる
1945年原爆が投下され焦土化した広島、今後75年は草木も生えないとまで言われた
その年の広島の秋に鮮やかな美しい花を咲かせたカンナに元気と勇気を広島の人々はもらう
焦土化した広島に咲いたカンナは平和の象徴としてとなった
この写真のカンナ植えたのは今は亡き農家の主婦
おだやかな女性で人の批判や悪口は一切言わず、お嫁さんをいつもほめていた
生前、農産物の採りたてをいただいたことがある
連れ合いの90歳になったご主人は、散歩に出ると必ずカンナの咲く傍らで休んでいる
きっと奥さんに話しかけているのだろう
農業を継いだ息子さんも母親譲りの気配りのできる動物好きな優しい人
いさかいの絶えないニュースの中でここだけは平和
畑の隅に咲くカンナ
毎年鮮やかに咲くのを楽しみにしているのは私だけではない
カンナに手を合わせて通る