【効果絶大】〇〇をするだけで楽に絵が上手くなる!【練習はやらなくていい?】
「神絵師になりたいから絵の練習をするぞ!」と思って、教本を買って勉強!
または、youtubeで描き方動画を見て練習!という勤勉性を発揮しているあなた!とても素晴らしいです!
で す が・・・
「練習」と聞くと「キツイ・・・」「めんどくさい・・・」という感情が湧き出てくるのでは無いでしょうか?
ぶっちゃけると、その感情を持っていると結果的に画力は向上しない可能性があります。
どういうことじゃい!!
というアナタに向けて、今回は楽に絵が上手くなる方法について解説したいと思います!
〇動画版はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=-XkJrxbLDi0&feature=youtu.be
1・すぐ練習をするな
早速なんだいきなり?と思われるでしょうが、絵を描くなら最初から練習しないで欲しいという事です。
まず初めに絵を描くなら、「お絵描きが楽しい!」という事を感じて欲しいのです。
見たものをそのままマネするように描く!頭の中で思いついた事を絵にして描くなど、技術を気にせず、直観的な感覚で描いてみてください。
本当に何も描けない人はマネして描くこと(模写)から入ってもいいです。
絵に限らず、スポーツや職人業も最初はプロの技から真似して入っていく方が、効率良く技術の向上にも繋がるからです。
ですが、ここでは練習と思わず「絵を描く楽しさ」そのものを楽しむという話です。
この「楽しい」という気持ちは、絵を描く中でとても大切な気持ちになります。話は次の2番目に繋がります。
2・ゲーム感覚で楽しもう
ゲームは、誰もが一度は遊んだことがあると思いますし、やっとことがない!という人はかなり珍しいかもしれません。
絵が上手くなる人の特徴として
「絵を描く」=「レベルアップしていくゲーム」という感覚を持っている方が多いと思います。
イラストレーターのインタビューが掲載された雑誌やネット記事を見ると、共通して言えることがあります。
それは「絵を描き始めの頃は、描きたいと思ったものしか描いてこなかった」という過去が共通していることです。
これはゲームで遊ぶ感覚に似ている気がします。
「ゲームが面白そうだから、よく遊んでいた」
継続していくうちに、ランキング上位プレイヤーになったり、時には廃人になってしまったりと、実力者は「そのゲームが好きで楽しかったから」という感情が成長に繋がったと感じております。
楽しんでプレイしていると、レベルが上がっていく。
敵のレベルもアップして対抗できなくなる。
そこで対策の為に攻略サイトを見たり、youtubeでプレイヤーの動画を見て研究。
楽しくプレイ ⇨ 強敵に苦戦 ⇨ 攻略のため研究 ⇨ クリア!(レベルアップ)⇨楽しくプレイ(無限ループ)
あなたもゲームクリアの為、このような経験をされた事はあるのでないでしょうか?
研究は、「練習」や「勉強」と言い換えてもいいかもしれませんね。
つまり、ゲームが強くなる人は楽しいの感情から成長に繋がっているという事です。
これは絵が上手く人にも共通する成長ループだと思います。
楽しくお絵かき ⇨ 身体の一部が上手く描けない ⇨ 描きたいので研究 ⇨ 描けるようになった!(レベルアップ) ⇨ 楽しくお絵かき(無限ループ)
練習というのは、受動的ではなく能動的である方が、技術の吸収力と成長が凄く早かったという経験が僕自身にもあります。
練習を目的にするのではなく、困難に直面したから何とかしないといけない!
このような時にだけ練習&研究をすれば良いのです。
練習するは良いのですが、練習そのものを目的としてしまうと、ただの惰性作業に成りかねません。
大好きなものに対して負けている時、あるいはネガティブな時こそ人は勝手に頑張って成長してしまう生物です。
「成長を感じる大切さは理解したが、周りが神絵師すぎて、自分の絵を見たらすぐ萎えるんだけど・・・」
そんな人は!次の3番目をよく聞くんだ―――ッ!!!
3・周りを見るな、いいねを気にするな。自分だけを見ろ。
「苦戦していた箇所について研究し、この前より良い絵が描けた!よーし!Twitterにイラスト投稿~!」
「・・・うーん、反応が悪いなぁ~」
そんな時に横から神絵師のイラストが流れてきて、秒でいいねを稼ぐ光景を目の当たりにして自信喪失。絵に対するやる気が皆無・・・
なんて事、よく経験されてませんか?
SNSでの反応は画力の成長として参考にはなると思われていますが、僕はそう思いません。
時間帯による反応変化、普段仲良くしてるからとりあえずいいねされた。
人口の増えすぎたSNSでの評価は本当に参考になるのか疑念を感じます。
更に人と比べてしまう相対評価。これは非常によくありません。
今のあなたより前に成長ループを繰り返して、神絵師と化した人と比べて見ても実力差があるのは当たり前です。
そんな人と比べる事、そして「いいね(承認欲求という名の麻薬)」を判断基準にしてはいけません。
思い出してください。
絵を楽しんで描く事を大切にしてほしい。
楽しめるという状態は自分だけに集中している状態であり、精神的にもとても良い状態です。
成長を感じると思えるのは、最初に例で話した「苦戦していた箇所について研究し、この前より良い絵が描けた!」
この瞬間です。
自分が描いた過去の絵と見比べて、前に進んでいるという事を知るのが重要なのです。
最高に楽しんで成長してると感じたいのであれば、描いた絵をプリントして、部屋の壁に貼り付けていく事をオススメします。
こうすることで、今の自分の実力が可視化されるので、自分自身に集中できます。自分自身に集中することで、自分の世界に入れて楽しめる状態が作れるのです。
「なるほど、でも他の人の絵も見ないと成長できないよ!必然的にSNSやイラスト投稿サイトを見ないといけないんじゃない?」
という意見もあるでしょう。
確かに上手い人の絵を見る事は絵の研究に繋がるので、とても重要です。
しかし、先程のTwitterなどのSNSでは大量の情報が散乱し、自分の知らない神絵師たちの絵が次々と流れ込んできて、見続けていると精神的に疲弊し兼ねません。
そこでオススメするのが、師匠と思える好きな絵師を2人までに絞って、その人たちだけしか見ないという方法です。
色んな絵師を見ることは、かえって作風や個性にブレが生じるのではないかというのが、僕の自論です。
この2人まで絞るというのはとても面白く、それぞれの取り入れたい個性を半分ずつ吸収できる。
画力の成長と共に、絵の作風・個性が生まれてくるのですが、2人絞ったおかげで、自分だけの絵柄が完成するのです!
また、師匠とする2人の絵師のイラストしか見ていないので、研究に集中できること。
そして、師匠という存在は越えられない壁に等しい存在。
師匠の絵がいつも1万いいね付いているのを見ても、「この人はガチ神絵師だから当然」と割り切れて見れるので、自分の実力と見比べることも無く、自然と受け入れた状態で見れることができます。
なので、Twitterで観覧する場合はホーム画面を見ない。
リストでもいいので、参考にする絵師2名だけしか見れない状態にする。
こうする事で、ストレスフリーで楽しめる状態が作れます。
これマジでオススメです。
以上の3つを実行することで、ストレスフリーな環境で絵を楽しむ事ができます。
やる気が下がることもないし、ゲーム感覚と同じ成長ループに突入することができる事でしょう!
【余談】評価されたい気持ちをバネに成長することもできる。しかし・・・
Twitterでいいね&RTの数字でモチベーションが上がる人もいます。
物は使いようですので、周りの反応を参考にする事は決して悪い事ではありません。
ただし、目的の本質が
「人気者になりたい」「褒められたい」といった、承認欲求である場合は危険な状態です。
何度も言いますが、絵を描く事を楽しむというのに意識が向けば、周りに気にする事なく、自分自身の成長に集中できているので、精神的にも良い状態です。
人気者になるために目的を置くと、画力の向上とフォロワーが大量に増えても、多くの人たちに見られている事が楽しい状態と価値観を置いてしまいます。
これは、反応が悪いものは駄作、あるいは失敗と間違った認識をしてしまう可能性が非常に高いです。
僕自身、趣味からフリーとして仕事をするまで絵描き歴が長いので、色んな絵師さんを見てきました。
その中で、急激に人気者になった絵師ほど、停滞期&反応が悪い時期に入るとモチベーションが低下し、絵を描くことをやめて堕落してしまうパターンがよくある事に気づきました。
普段のツイートを見る限り「褒めてください~」的なツイート。
また、昔流行ったpixivパワーチェッカーなどの、フォロワー数による数値でパワーを判定するという、承認欲求から生まれた哀れな産物とも言える診断チェッカーでアピールしたりと、急激に成長してフォロワーを稼いだ絵師ほど「褒められたい」「私は人気者」という承認欲求の麻薬にハマりやすい傾向があります。
これは例えるなら、芸能人やタレント。
チャンネル登録者数ばかりアピールするバーチャルyoutuber(特に個人Vtuber)に多い人種です。
ですが、この承認欲求をパワーにして成長できる人もいます。
器用な人であれば、目的と感情を割り切って行動する人もいるはずです。
それでも、絵描きにとって「承認欲求」は諸刃の剣であり、麻薬です。
Twitterやフォロワー数、いいねの数など、絵そのもではなく「数値」に価値を置かれている事に、僕は不満を感じます。
人に好かれる努力は簡単に裏切ります。
ですが、技術の努力は一度身に付いたら一生離れないし、裏切られる事はありません。
これから絵を始める人は、純粋に絵を楽しむ事に目的を置くことを強くオススメします。