ノルウェイの森を聴きながらドライブ 24 赤毛のチコ 2022年4月6日 15:48 彼が乗っていたのは黒のミニクーパーで今は廃盤になってしまったあの極狭のアンティークのような可愛らしい車だった。地方都市にUターンしての就職だったから車は移動の必需で週末となると静岡walkerだったかるるぶ静岡だったかでえと特集をみてはあっちのカフェ、こっちの観光地と2人で出かけたものだった。海も近かったから、ボディボードをはじめた彼を浜辺で本を読んで眺めたり、夕飯の買い物も車で2人でよく行ったあ、1回オカマ掘られて交通事故にあったこともあったな。超重ステで笑確か手動で窓ガラスを開閉した記憶も?エアコンもなし?スムーズな走りを保証するものではなかったけど若かったから笑なんとも思わなかった。互いに、長く異性とお付き合いしたのも初めてで彼も初めて購入した車だったし互いに新入社員だったし互いに初一人暮らしだったし色々と初めての多い時間を車と共に過ごした2人だった。2台目の車は、紺のBMWだった。左ハンドルだったから、助手席に座るとカーブを曲がる時にぶつかるんじゃないかと怖かったことをヒヤヒヤ覚えている。何処へ行っても、停めても、いい車ですねと言われてそういう時代だったんだと思う。とても綺麗な仕草で食事をする人で毎回それを感心して見ていたのを覚えている。とても静かで優しい人だったけど何故だかは思い出せないけど私がとても酷いことを言って怒るというより悲しませてしまってお別れした。若いって乱暴だ。時は移り車はトヨタのプリウス黒。栃木群馬まで夜の明けぬうちに車を走らせ釣りが趣味で車を山中に乗り捨て熊よけの鈴をつけて沢を登りアウトドアライフを楽しんだ。と思ったら、暫くしてして、彼から1番好きなのはチコちゃんだけど実は自分は今組んでるバンドの女ボーカルと同棲していてボーカルの才能が凄くて自分のギターテクじゃ本来は一緒に組めないような人だから彼女との関係は解消できないと泣きながら白状しはじめて、で?何?って言ったら、ゴメンっていうから、お別れした笑。東京に住んでいるので車はなくても移動には全く不自由しないし持ち車率は下がる一方だという。車の固定費を考えると、レンタルの方がリーズナブルであろうと思う。ただ、車があって初めて成り立つ物語があるのも事実で車でなければ辿り着けない景色もあるしドライブの、濃密でしかしダラダラとした特に何をするでもない時間が(あ、御免なさい運転は大事なお仕事です。横座りしてるのがバレる。私も免許は持っているのですが、頼むから運転しないでくれって言われるんです)2人に快適かが結構2人で長くいられる理由だったりもする。そう。これを書いたのは明らかにドライブマイカーの影響です。似ても似つかぬ非なるものですが。改めて思い出してみると毎回私がフラれてるな!アレ?そうだったけ笑音楽はドライブマイカー、と思ったのだけど同じアルバムから村上春樹さんの同名の小説を思いながら。ノルウェイの森。ホントは森じゃないみたいだけどね。ま、いっか。 #日記 #ドライブマイカー #ノルウェーの森 #デエト #結構都合よく上書きしてるのに気づいた #記憶喚起のたちに備忘録 24 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート