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時には撫で肩で
なんでだかわからないけど
これがカタルシスゆうのかな
下瞼の縁まで涙が上がってきて
瞬きしたらポトリと滴り落ちそうで
ちょっと上向きで今日は歩いてる
何があったというわけでもないのに
自分でも薄い胸に手を当てても何も思い当たらない
これと言って嫌なことや辛いことがあったわけじゃない
何なら日曜にマルーン5に行ってご機嫌さんな方だ
けど
会議が早く終わったから気分転換と思ったけど
やっぱりイオンで買い出ししちゃって
ビニール袋一杯に買い込んで
いかん、このまま帰ったらと
コーヒーマシーンでレギュラーコーヒー買って
フードコートの端っこの席に一人どっこらしょ
ヨッコイショウイチと腰掛ける
スタバは細腕だけど二の腕はプルプルしてる赤毛には高嶺の花だ
泣かせるシーンの前に胸が熱くなって喉の奥が熱くなって震えるココロに送り出された涙が溢れる寸前みたいな気分で今日一日仕事してたけど
なんなんだろう
多分だけど
泣きたいけど泣けなかった自分が
いいかげんにしろよいつまでアタシのこと閉じ込めておくつもりって
内側の扉ガンガン蹴り上げて出てこようとしてるみたいだ
そして多分だけど
我慢してないでもう言っちゃいなよ
泣きたいアタシをどうするつもりなのって赤毛にさアイツ強がりのススメなんて書いてるぜ
絶対出さないつもりだよって
書いたことで実は強がりなんだ
てことはホントは弱いんだって
白状したようなものだからかもしれない
逆張りの赤毛笑笑
困ったもんだ
自作自演のカタルシス
世話ないやっちゃ笑笑
そして多分だけど
久しぶりに会った友達に
正月休みにインフルになったから延期した会だったんだけど
はい、と佐野厄除け大師のキキララみたいなピンクのラブリーな身体安全守りを貰って
いやこれ50のオバハン仕様やないやろ
紫に金糸で刺繍してあるシッブイ厄除けかなんか渡すところやろと思ったけど
そういう可愛いお守りを贈る人に
その人の目に赤毛が映ってるのかなと思ったら
何だかイカリ肩が撫で肩になるくらい拍子抜けしてしまって
いいんか、なんか面白いことも気の利いたことも言わないでと
ただ、ありがとうと素直に言えたからかもしれない
バックに結びつけた薄ピンクのお守りがブラブラするのを見ながら
チャリンコ漕いで生活に戻って
土曜日の朝洗濯物で満艦飾なベランダに
やっぱり立つ
この歌を歌ってくれる人が現れないかなと若い時は思っていて
全然現れないやんとクサっていたけど
ああ、私がなればいいのだと思った時が
私の潮目だったかなと思う