赤毛とロック
ーロックですね
そう言ってくださる方がいて、いやあ、なんてお茶を濁しながら、内心は
全然私はロックじゃない。
何ならアンチロックで離婚したし。
何なら元夫に聞いてもらったらいい苦笑
ロックは生活の敵!いつまでも夢みてんじゃねえ!目え冷ませ!って、鳥を籠に入れて飼おうとしたんだから。
看板に偽りあり。羊頭狗肉か。
でも離婚に至った自分と向き合い6年経ち、改めてロックたらんとしてつけたのが赤毛のチコ。
赤毛は海外では変わり者とか嫌われモノのメタファー。赤毛のアンは黒髪のダイアナに憧れ、髪を染めようとしたら緑色になっちゃうしで涙、ギルバートへの恋心を鼻っ柱強く挑んで表す面倒くさいヤツだ笑
5月のビバラロックでハルカミライのボーカルが髪を赤く染めて逆立てて叫んでいたけど、赤髪は反骨のシンボルでもある。カッコヨカタナア。あと2分あります。歌います。って幕間に消えるその瞬間まで歌い続けた。
多分苦しいとか、悲しいとか、辛いとか、そのままそう言ったほうが、優しい声をかけやすいんだとは思う。
イキッて
生き抜こうぜって
叫んでる人は
路上ライブでもあんまり人気ない苦笑
優しく囁くような傷口舐め合うような歌詞にとぐろ巻くオーディエンス
傷口には塩だろ!笑
舐め合うのはシックスナインだけで上等!
とか言っちゃう人には
遠巻きに人はする
でも赤毛は、そういう風にしか伝えられないし、慰めて~ってズルズル自分引きずられたら、それは自分でお家でやんなって。ここでしたら、治りが悪いようって。
文章では手は当てられない。
言葉には体温がない。
なにクソって、褌でも鉢巻きでも締めて、アプリを閉じた後の世界で両足の裏の感触を確かめるために、私は書く。記憶を書く。赤毛を身に纏って。
強いんじゃない。弱いんだ。だからファイティングポーズとらなかったら、負けるでしょう笑
音楽は反骨の代名詞ポーグスのクリスマスの名曲を 赤髪のミュージシャン、エド・シーランのカバーで。
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