平和に生きる権利 ビクトル・ハラ

時代を感じさせる固い曲名だけど

私が生まれた頃は日本では浅間山荘事件が起き、東大は炎につつまれ、街で機動隊と学生がゲバ棒で争っていた。
今通勤で自転車で機動隊の駐屯地前を通るのだけど、少し胸がドキドキする。

ラブアンドピース。
世界が反戦でつながろうとした時代があった。

聞いているとハラの優しさと言うか懐に包まれるような暖かい気持になる。

ビクトル・ハラは、70年代海の向こうのベトナム戦争に反対して歌い、大国アメリカに抗うホーチミンの民衆に連帯を示した。
ベトナムはアメリカを撃退した唯一の国だ。
自国チリもピノチェト政権下、自由を奪われ言論の弾圧を受けて、反政府デモに人々は命を懸けていた。

ハラは逮捕され、スタジアムに連行されて、兵士に反政府的な歌を歌うことを止めるよういわれ、抗いギターを弾き歌い続け、一本ずつ銃で腕を打たれ射殺されたとされている。
壮絶な生と、あまりに柔らかな歌声を鈍った私の脳ではうまく一つにすることが出来ないけど
なんでこんなに優しく笑うのかと

腕力や、声のデカさは本当の強さとは何の関係もなくて、人間の本当の美しさは、小さく抗うものたちの中にあると思うオミクロン君にコテンパンに日常ひっくり返されてる夜に 自分を鼓舞して

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