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就活にも使える「あり方」と「やり方」

この記事は「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2022」の22日目です🎅

この2年くらい出身大学のキャリアデザインという授業でデザイン専攻の大学3年生向けに講義をする機会があり、今回はそこで話した内容をベースにシェアできればと思います。
少しでも就活やキャリア形成の参考になればと!

自己紹介や普段やっていることなどは↓

自分もデザイナーになりたい大学生だった

自分自身は大学でデザインを学んでいたこともあり、仕事では単純にデザインがしたい、だからデザイナーになりたい!と考えていました。
しかし、ファーストキャリアでは叶わずでした😭

結果としてWebディレクターの職につき、さまざまなWebサイトやデジタルコンテンツの制作に関わり、今はデザイン会社で多くのデザイナーが所属するデザイン組織の運営をしています。
自分自信でもUXデザインやサービスデザインを中心とした専門スキルを業務の中で習得し、サービスやアプリなどのデザインに関わる機会も増えました。
ファーストキャリアでデザイナーを諦めていたはずが、デザインが常に生活の中心にありとても不思議な感じです。

先程「諦め」と書きましたが、自分の中では「諦め」ではなくリフレーミングのような思考があり、それがタイトルにもあるあり方やり方という考え方に関係していると考えています。

「あり方」と「やり方」という考え方

基本的にはWhyとHowのようになぜやるのか、どうやるのかという考え方に近いものだと思っています。

  • やり方:どうやるか?という方法論でより具象的なもの

  • あり方:どうあるか?という心構えや思いなどの抽象的なもの

やり方とあり方について

また、あり方は自分のコアとなり、あり方を遂行するため複数やり方があると思っています。

やり方とあり方の関係性

自分のキャリアで話すと、もともと考えていた「デザインがしたい」も「デザイナーになりたい」というものは当時漠然とした思考だったのですが、この考え方に落とすと実はやり方にあたるものです。

「デザイナーになりたい」はやり方の一つ

自分のやりたいことを明確にできることはとても素敵なことで「デザイナーになりたい」と思うこともめちゃくちゃいいと思っています。
ただ、「なぜ、デザイナーになりたいのか?」という問いを自分にし、自分の中で解のようなものを持っておくことが大事だと思っています。
この「なぜ?」という部分があり方の言語化に繋がります。

やり方はとても具体的なものが多く、具体的すぎるがためそれが叶わなかったときの自分に返ってくるインパクトが大きいと思います。
そのインパクトから自分を支えるのがこのあり方だと思っています。

あり方は抽象的なものだからこそ、それを達成する方法はいくつもあります。
「デザイナーになりたい」がやり方の一つのようにあり方を達成する方法であるやり方は他にもあり、一つのやり方がだめであれば全く別のやり方やアプローチを変えたやり方でも実はあり方の実現に向かうことはできます。

あり方を実現するやり方は複数ある

例えば自分自身の場合は、「デザイナーになりたい」というやり方の内面には「生活の中で使いる付けてもらえるものやちょっとしたワクワクを生むようなものを作りたい」というあり方を置くようにしています。
このあり方を達成するには、デザイナーだけでなくさまざまな職種や方法があり、その中で巡り合ったディレクターという職が僕の場合はあったように思います。
ディレクターをやっている中で面白みや実は自分にはこっちの方が合っているかもと思うことも数多くありました。

ディレクターとしてのやり方と自分自身のキャリアの変遷
やり方は大きく変わっているがあり方はあまり変わっていない

職種は変化する(変化させる)

デジタル領域のデザインでいうと「UIデザイナー」という職種がスタンダードになったのはここ数年だと思います。
そう考えると職種というものは、長い時間軸の中では大きく変化していくもので変化することが前提のようにあるのではと考えています。
特にスタートアップやデジタルの領域でキャリアを築いているのであれば尚更な気がします。

そう考えると職種もある種やり方のひとつであると言えます。

〇〇デザイナーのように職種にこだわるのではなく、どうありたいかをさだめあり方を中心にやり方を変化させていくことが大事なのではと思っています。

自分自身に照らし合わせると今自分がどういった職種なのかを言語化することは難しく、逆に職種を定めることで動きづらくなるため肩書をつけていなかったりします。

さいごに

ひとつひとつ自分自信の道を具体化できるのは本当にすごい事だと思っています。就職活動時に本当に自分がやりたい仕事を見つけられている就活生は全体でみるとあまり多くないのではとも感じます。

また、事業会社でのデザイン組織の立ち上げが進んだり、ReDesigner for Studentで取り扱う求人数がどんどん増えているのを見ると、新卒デザイナーの道もどんどん広がっているように思います。
ただ、まだまだデザイナーになれる人の席は限られていると思います。その限られた機会の中で自分を追い込見そうになったとき、やり方は一つではない事、あり方があれば新たなやり方を見出せる事があるんだと少しでも頭の片隅に置き、今自分が向き合っているやり方にまずは全力投球できるデザイン就活生が少しでも増えると嬉しいです。

僕が所属しているGoodpatchでは「デザインの力を証明する」というミッションを掲げています。このミッションはデザイナーを志す人を増やすことも個人的には含まれていると考えており、そういった人たちに少しでも可能性や機会を提供できるよう自分自身も日々励みたいと思います💪

GoodpatchのVision/Mission

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