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女性の人生におけるステージの違いってよく聞くけれど
わたしはアラサーの独身OLだ。
そんなわたしが読むたびに心に刺さるマンガ、『いつかティファニーで朝食を』を久しぶりにまた読んでいるので、少し女性の人生について考えたい。
このマンガは、高校から仲良しの4人組アラサー女子のそれぞれの人生が描かれている。
仕事をバリバリこなしそれなりにキャリアアップしている人
若くして結婚、出産し、専業主婦として家族を支えている人
やりたいことも見つからず、ふわふわと不毛な恋愛を繰り返している人
過去の恋愛から男不信になってしまって殻に閉じこもっている人
子どもだった頃は同じようなことで悩み、気持ちを共有できてたはずなのに、大人になると少しの環境の違いからそれができなくなる。
「偶然子どもができて、結婚することになったけど、わたし本当はもっと働いていたかった。働いて悩んでるみんながキラキラして見える。」
「みんなが結婚や転職、人生を進めているのにわたしだけずっと同じ場所に立ってる気がする。ずっとこのままでいいのかな。」
こんな等身大のセリフが、マンガの中ではぽんぽんと出てくる。
実際、わたしの周りでもそういった現象は起こってきた。
転職した途端、今まで仕事の悩みを共有してきた同期とは会わなくなったし、
結婚した友だちを飲み会に誘うことはなんとなく憚られるようになった。
同じステージにいないから、気持ちを共有できないだろうなって、なんとなくの偏見でそう決めつけてしまっている。
結局は同じ時期に結婚や出産をした友達と長く付き合うことになるって母が言っていた。
生活リズムが同じで、連絡を取ったり会う時間を作ったりしやすいからだ、と。
またその中でも専業主婦なのか、共働きなのか、子どもの通う学校や習い事、義母と同居しているかどうかでも付き合う人たちは変わってくるらしい。
悲しいと思った。
変わらないものなんてないのだろうか。
今現在いっしょに遊んでいる友人たちも、少しの環境の違いで疎遠になるのだろうか。
ファミレスで大声で笑ったり、朝まで宅飲みしたりしていたものが
形は変わり、話す内容は変わってくるかもしれないけど
お互いの人生を認め合って、違いを受け入れていきたい。
それができないで、妬み嫉みに繋がるのが女という生き物なのかもしれない。
けど、このマンガの中では徐々に、自分にウソをつくことをやめて、それぞれのやりたいこと、進みたい道に進むアラサー女子たちを見ることができる。
自分が納得できる道に勇気を持って進んだ女たちは、他人の人生も認め、応援できるようになっていた。
わたしも、わたしの大切な友人たちも、この先どんな人生を歩んで、ステージを変えていくのは全く想像はできない。
けど、どうかこの先もお互いを認め合っていけたらいいなと思う。