黒をおススメしない理由
デザインの素養がない方に向けて、チラシだったり企画書だったり資料作成のコツをお伝えします。
大切にしているのは以下の3つです。
1.デザインの素養がない方でも取り入れやすく
2.意識することでデザインのレベルがぐっと上がり
3.時間をかけずに仕上げられる
さて、復習です。
【資料に使う色】
1.伝えたいイメージに合った基本色と、そのグラデーション
+
2.モノクロ(白・グレー・(黒))
+ 足りなければ
3.もう1色(基本色の補色がおススメ)
1.伝えたいイメージに合った基本色と、そのグラデーション について
お話してきました。続いて、2.モノクロ(白・グレー・(黒))についてお伝えしますね。
さて、なぜ黒だけカッコの中に入っているのでしょうか?
それは、黒を使う時は気をつけてほしいから。
ワードでもパワーポイントでもエクセルでも、とりあえず文字を入力すると、その文字の色は黒です。
(ご自身で設定しなおしていなければの話です)
そのため、チラシなどを作成する際に、文字の色を黒のままにしている方が多くいらっしゃいます。
黒というのはとても強い色です。
そのため、黒を使うときは、黒のその力強さを活かしたい時にだけ使うと効果的です。力強さを表現したくない時は、ほんの少しだけ白の混じった濃いグレーを使うことをお勧めします。
それだけで、ぐっとこなれた印象になりますよ。
ひとつずつ見てみましょう。まずは真っ黒。
続いて濃いグレー。
どうでしょう?ちがいはわかりますか?
比較すると読みやすくないですか?
続いて薄いグレー。
もう、読みにくいですね…。
気をつけていただきたいことが一つ。
黒をやめてグレーを使いだすと、柔らかいオシャレな雰囲気になります。
そうすると、どんどん白に近いグレーを使う方がいらっしゃいます。
気持ちはわかるのですが、薄すぎるグレーの文字は読みにくいです。
チラシでも企画書でも読みにくいのはダメですよね。
※こちらのnoteはデザインの素養のない方を対象にしているため、極力、専門的な用語を使わないようにしています。
そのため、例えば「純色」を「混じりけのない色」などと表現しています。
デザインを学ばれている方にはかえって分かりにくい表現になってしまいますが、ご了承ください。
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