「以下」でも「以上」でもなく「以内」に頼る
字数制限があってよかった
何やらこみいったテーマを扱ってそうな記事を開いてくださり、ありがとうございます。
私は博士課程に所属する大学院生です。
長らく論文を書けない期間があったのですが、今年から気合いを入れてがんばっております。
というわけで、現在は投稿論文を絶賛執筆中の日々です。
まだ私は論文経験値が激あさなので、論文においてどのくらいの情報を盛り込むべきなのかという感覚がつかめていません。
なので、先行研究の整理をする段階など、特に悩みます。
あんまりあっさりしすぎでも、どんな論文なのか読み手に伝わらないし、かといってだらだらと書くものでもない。
そんな自分は学会誌の投稿規程にある字数制限がとても助かります。
だいたい○○字以内と書いてあることが多いと思うのですが、だったら先行研究の章は何文字程度に収めるべきだなというように、目安を考えることができます。
そこからどのくらい情報を入れるか逆算します。
"紙幅の都合"に合わせるのです。
「以上」と「以下」どちらがいいか
学会誌の投稿規程には上限が示してあるのに対し、大学の課題のレポートだと、○○字以上と指定されることが多かった気がします。
文字数を稼ぐために試行錯誤する学生もいるでしょう。
書くのに苦労する人は、この下限に悩まされると思いますが、自分はどちらかといえば気になりませんでした。
課題内容にそって書いていれば自然と超えるという感じでした。
逆に自分は長くなりすぎてしまうことがあります。
修士論文はA4用紙100枚になりました。
ですが下限は確かその半分程度だった気がします。
私の所属していた研究科では100枚を超えたらあらかじめ申請をする必要があったので、なんとか100枚に収めたという感じだったのです。
私に必要なのは、下限ではなく、上限です。
下限に左右されるか、上限に左右されるかで、スタイルが変わってくるなと思います。
「以下」と「以内」の違い
なんとなく使っている「以下」と「以内」、字数で考えるとどちらも同じ意味になります。
ですが、逆の意味になることがあります。
「3位以内」:1位、2位、3位
「3位以下」:3位よりも低い順位(3位、4位、5位…)
この違い、興味深いと思います。
「以下省略」の時は、「以内」に置き換えられないという点も書いてあります。
「以下」はこの基準点に到達できないものは切り捨てるようなニュアンスがあるのに対し、
「以内」におけるこの基準点の内側という意味合いは、ポジティブだなと思います。
上限があった方が助かると思うことがありますが、「以内」を考えたいと思います。
遠足のおやつについても、
300円以下で、300円しか使えないと感じるよりも、
300円以内で、300円に収まるように選ぶという意識の方が楽しい。
無制限だと困ってしまうところに、基準があるといいという感覚。
そう考えると制限も窮屈にならないと思います。
私は「以内」を頼りにしたいです。
お読みくださりありがとうございました!
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あかちゃん