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学問という樹海

学問をやるということ

アカデミア界隈では、ある人のことが話題になってましたよね。
学位取得で東大卒だとかなんだとか。
深くつっこみませんが、わかる人にはわかるかと。

自分は、若いうちに研究者が有名になることにはけっこう懐疑的というか、今後大丈夫なのだろうかということが気になります。
効率の良さ、立ち回りのうまさ、知恵、センス、…いろいろな武器を駆使しても、簡単に攻略できる世界ではないと思うんです。

厳密な話をすると、研究はできると思います。
しかし、そのやり方で学問と向き合えるのだろうか、という懸念はなくはないです。

以前、自分は研究者と学者は違うという話をしました。

端的に言うと、
学者の中心は、学問にあり、
研究者の中心は、研究にある、
みたいな話を書いてます。
いたってシンプルな結論です。

学問を知る=研究、になるわけでもないし、
何かのテーマについて調べれば、学問的知見を深められる、という簡単な話ではありません。
もちろん両者は不可分ではあるんですが。

研究を始めた人が、学問という巨大な樹海に足を踏み入れたことを自覚していないのだとしたら、この先苦労するだろうなと思います。

別にそこまで学問に向き合うつもりがないのであれば、
よい感じの研究をしてアカデミアの厳しい波を交わしていけばいいと思います。


私個人の考えですが、たった100年足らず生きているうちには到底学問を自分のモノにはできないという事実を悟ったときから、
真摯に研究とも向き合えるようになる気がします。

私は博士の一年目で論文が書けなくなってしまいましたが、
早い段階で挫折してよかったです。

まだ学問の道を歩き出したばかりのときに、
自分がとんでもない樹海に迷い込んでいることに気づきました。

この先は、慎重に道を進みます。
時間をかけても、よく考えながら一歩一歩着実に前に進もうと思います。


自分は人を導けるような立場ではないので、
アカデミアの世界を生きる方々に対しては各々がんばってほしいなと心の中で応援してます。
もう本当に、健闘を祈る…!という気持ちです。

お読みくださりありがとうございました。
本日も良い一日をお過ごしください。


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あかちゃん
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