父の葬儀3 通夜の前

翌日は通夜と告別式の細かいタイムスケジュールの確認、父の死を知らせるため、親類一同、友人知人への連絡です。タイスケは基本的にSさんが組んでくれたので、それを元に電話連絡大作戦が展開されました。といっても、ほぼその辺りは母に頼るしかありません(何しろあまり知らないので)。父方の兄弟はすでに皆死亡しているので、甥、姪たち、母方はほぼ存命なのでそちらは知りうる限りに人に連絡をしていました。それでも、葬儀に参列できるのは全員というわけには行きません。急なことですからね。で、出欠を確認しつつ、お花、籠(通夜、告別式に飾るもの)の予約注文を受け付けて、リスト化します。さらにこちらでは、祭壇の手配、お弁当、移動するマイクロバスや霊柩車の選定、遺影に使う写真、思い出の品(棺に入れるもの)等々、山のような準備が始まりました。

実際そんな急にやるとはびっくりだったのですが、仏滅の関係やお寺、火葬場、葬儀場の都合で、かなりタイトになったのです。正直大変ではありますが、全部で5日間だけ休みを取れば良くなったので、それはそれで負担が軽くなると思いました。初七日も、繰り上げで納骨時に行ってもらうことにしました。

どうにかこうにか全ての準備を整え、その日は終わりました。ただ、ほとんどSさんの指示に従って行ったのので、それほど困ったことはありませんでした。基本的には葬儀屋さんが全てやってくれて、その指示に従って行動するというのが、葬儀の基本形であることは間違いありません。ちょっとだけ、胸を撫で下ろしたのも事実です。

いよいよ、明日は通夜です。

続く。

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