【JO退化】エボリューションエッグと進化設計図の採用優先度について

はじめに

こんにちは。垢BANチキンです。

今回もデッキ構築に関しての考察です。
執筆するにあたって、記事のタイトルに一貫性がなく非常にややこしくなってしまうため、前回の記事のタイトルを変更いたしました。
今後、コラム関連の記事は、タイトルに本題を置くようにさせていただきます。

前回の記事はこちら↓


あくまでも個人的な考え方なので、参考程度に読んでいただければと思います。

もしよろしければ、最後までお付き合いください。



各サーチの特徴

【JO退化】の2コストサーチ枠に着目して話を進めていきます。

現状、基本的には《エボリューションエッグ》と《進化設計図》の2択が主流で、合計5枚のうちどちらを多く採用するかについてはまだテンプレが定まっていない印象です。


まずはそれぞれの特徴を見ていきます。

《エボリューションエッグ》の特徴

・《モモキングダムX》を確定でサーチできる
・相手のデッキに対して有効なカードをピンポイントでサーチできるため、《モモキングダムX》を素引きした際に明確なゲームプランを組み立てやすい
・あくまでも1:1交換に過ぎないので、手札の進化先の枚数が明らかに足りていない場合などは、退化後の突破力にやや不安が残る

《進化設計図》の特徴

・最大で1:6交換
・《モモキングダムX》+進化先のセットを一気に回収できるため、退化さえ決めてしまえば息切れを起こしづらい
・《モモキングダムX》が手札に加わるかは非確定であったり、狙った進化先をサーチできるわけではない

それぞれの特徴を踏まえると、《エボリューションエッグ》と《進化設計図》は、まさしく対の関係になっていると言えます。
どちらを取るかでデッキがガラッと変わりそうな雰囲気すらある感じで、ここを詰め切らないのはややもったいないなと個人的には思います。


次に、【JO退化】というデッキの特徴を見ていきます。

【JO退化】の特徴

・最速で3ターン目に退化可能で、仮に相手を倒しきれなくても、《アルモモ》や《キャンベロ》などで行動制限をかけられる
・《モモキングダムX》を2体召喚するなど、溜めることによって相手の受けの無効化が狙える
・《モモキングダムX》をプレイできなかった場合、4~5ターン目の《jo》召喚がスタートになってしまう

他にも、メタを超えることができたり、GSが採用されていたりと細かいポイントはありますが、大きな特徴としてはこの3つかと思います。

この特徴に基づいて、《エボリューションエッグ》と《進化設計図》はどちらがより適正なサーチであるかの考察をしていきます。


どちらが適正か

まず前提として、3:2や2:3のような配分は考慮しないものとします。
それぞれ長所が異なるため、一貫性がないどっちつかずな構築になってしまうのはなんとなく読み取れるかと思います。
そのため、今回は4:1の配分を想定して考察を進めさせていただきます。

《進化設計図》は、

・最大で1:6交換
・《モモキングダムX》+進化先のセットを一気に回収できるため、退化さえ決めてしまえば息切れを起こしづらい
・《モモキングダムX》が手札に加わるかは非確定であったり、狙った進化先をサーチできるわけではない

この3つが特徴でした。

【JO退化】の特徴と照らし合わせてみます。

・最速で3ターン目に退化可能で、仮に相手を倒しきれなくても、《アルモモ》や《キャンベロ》などで行動制限をかけられる

まず、《進化設計図》を発動して、デッキに4枚残っている《モモキングダムX》が手札に加わる確率は約50%です。
これを踏まえると、3ターン目の《モモキングダムX》召喚に貢献しているかはやや懐疑的と言えます。
《進化設計図》は、

・《モモキングダムX》をプレイできなかった場合、4~5ターン目の《jo》召喚がスタートになってしまう

という弱点を補っているとは言い難いです。

しかし、全く信用できないという訳でもないのが悩ましい点で、乱暴な表現をすると、【青魔導具】が《ゴンパドゥ》を2回発動して《新世壊》を探しているようなものです。
この50%という数値だけで判断するのは難しいので、他の特徴についても考えてみましょう。

・《モモキングダムX》を2体召喚するなど、溜めることによって相手の受けの無効化が狙える

という特徴に着目します。
《モモキングダムX》を既に1枚引いている状態で《進化設計図》を発動した際、

・2枚目の《モモキングダムX》を回収できた場合→《モモキングダムX》を2体召喚して受けを貫通するプラン
・複数枚の進化先を回収できた場合→《進化設計図》特有の進化先の枚数で押し切るプラン

といったように、溜めるプランの火力が上がります。

つまり、《進化設計図》は、『最速退化の補助には向かないものの、溜めるプランへの適性は高い』と言えます。



次に、《エボリューションエッグ》について考えていきます。
《エボリューションエッグ》は、

・《モモキングダムX》を確定でサーチできる
・相手のデッキに対して有効なカードをピンポイントでサーチできるため、《モモキングダムX》を素引きした際に明確なゲームプランを組み立てやすい
・あくまでも1:1交換に過ぎないので、手札の進化先の枚数が明らかに足りていない場合などは、退化後の突破力にやや不安が残る

この3つが特徴でした。

【JO退化】の特徴と照らし合わせてみます。

・最速で3ターン目に退化可能で、仮に相手を倒しきれなくても、《アルモモ》や《キャンベロ》などで行動制限をかけられる

《エボリューションエッグ》は《モモキングダムX》を確定でサーチできるため、3ターン目の《モモキングダムX》召喚に大きく貢献しています。

・《モモキングダムX》をプレイできなかった場合、4~5ターン目の《jo》召喚がスタートになってしまう

という弱点も補完できていると言えるでしょう。


しかし、

・あくまでも1:1交換に過ぎないので、手札の進化先の枚数が明らかに足りていない場合などは、退化後の突破力にやや不安が残る

この弱点が影響して、溜めるプランについては《進化設計図》に劣ります。


・相手のデッキに対して有効なカードをピンポイントでサーチできるため、《モモキングダムX》を素引きした際に明確なゲームプランを組み立てやすい

という特徴を活かして、なるべく早いターンから、対面にクリティカルに刺さる進化先で攻めてこそ《エボリューションエッグ》は採用価値を生むと考えられます。

《進化設計図》と逆に、《エボリューションエッグ》は、『溜めるプランには向かないものの、最速退化への適性は高い』と言えるでしょう。


まとめ

以上の点を踏まえて、

『受けが緩いデッキが多く、最速退化が重要な環境であれば《エボリューションエッグ》』

『受けの堅いデッキが多く、溜めるプランが重要な環境であれば《進化設計図》』

というのが、現時点での個人的な考え方です。

現環境であれば、《エボリューションエッグ》を優先します。


おわりに

いかがだったでしょうか。

最近、怒涛の連続優勝で話題の【JO退化】について触れてみました。
これから先もアツいデッキだと思うので、ぜひこの機会に触ってみてはいかがでしょうか。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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