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【ワンピースカード】黒モリア解説【全文無料】

 こんにちは。ばんちきです。

 今回は、【黒モリア】の紹介です。

 6弾発売直後の非公認大会でも各地で結果を残している、現環境最注目のリーダーです。
 強力なリーダー効果や8コスト《ゲッコー・モリア》を有していることから、環境トップと言っても差し支えないデッキパワーを持っていると思います。

 ぜひ最後までお付き合いください!

対戦動画

【黒モリア】デッキリスト

 今回はこのリストを基に解説を進めていきます。

 撮影日時点では空いた2枠に《たしぎ》を採用していましたが、特に《たしぎ》である必要性が無いため、《片足の兵隊》と入れ替えています。


【黒モリア】特徴

蘇生によるドン踏み倒し

 リーダー効果は合計3ドンで4コストのキャラを蘇生できるため、使うたびに少しずつドンを踏み倒せます。

 【緑錦えもん】や【紫ルフィ】が先攻2ターン目に繰り出す4コスト6000のキャラが強力だったように、早いターンからサイズが大きめのキャラを展開できるのはこのデッキの大きな強みです。

 また、盤面展開と並行してリーダーが少し大きめのサイズで攻撃し続けるため、はやめにビートダウンを仕掛けてライフを押し込む形も狙えます。


除去によるテンポリード

 《アブサロム》や《ロブ・ルッチ》で容易に除去を飛ばせるため、相手のアタッカーを処理して自分のアタッカーを守る形を作りやすく、一度取ったテンポリードを保ちやすいです。

 コスト指定除去のためコストマイナスを絡ませる必要がありますが、《氷河時代》や《大噴火》といったかなり軽めのカードを多く採用しているため、自分の動きをなるべく阻害せずにドンを効率よく使うことができます。

 除去の手段がKOしかない上に多面処理もそこまで得意ではないので、【青黒サカズキ】と比べるとどうしても除去の質は落ちてしまいます。
 そのため、盤面処理に意識を割きすぎず、自身のアタッカーを展開しながら相手のキャラを削るくらいの感覚で立ち回る方が無難だと思います。


【黒モリア】カード解説

採用カード

《ゲッコー・モリア》

 6弾環境はこのカードを一番強く使ったリーダーが頂点に立つと言っても過言ではないほどのパワーカードです。

「盤面が有利だからさらに勝ちに近づくために《モリア》,盤面が互角だから差を付けるために《モリア》,盤面が不利だから逆転するために《モリア》」という感じで、本当にこのカード1枚でだいたいなんでもできます。
 ほぼ《魔将軍・ヘクター》です。


《ペローナ》

 リーダー効果で序盤に登場させる最有力候補です。
 序盤であればおおよそ無条件で1枚ハンデスしながら5000ラインのアタッカーが登場し、次のターン以降も攻撃によって手札を削り続けるぶっ壊れ性能を持っています。

 コストマイナスとして運用する展開もありますが、その際にも相手の手札が5枚以上でないと効果の発動条件を満たせないため注意が必要です。


《ロブ・ルッチ》

 特徴「海軍」軸の場合は不採用の構築もよく見られますが、今回は特に「海軍」寄せというわけはなく、《コビー》など他の除去札を採用しているわけでもないので、除去のカサ増しとして採用しています。

 8コスト《ゲッコー・モリア》で《ヘルメッポ》と一緒に釣り上げることで多面処理を狙える上に、パワー6000がシンプルに強力です。

 ゲームを進めていくうえでトラッシュに1枚でも落ちていると選択肢が広くなり心強いため、今回の基盤であれば3~4枚は採用しておきたいカードです。


採用候補カード

《サボ》

 【黒モリア】のミラーマッチでは、後続の8コスト《ゲッコー・モリア》がない状態で先に《ゲッコー・モリア》を出してしまうと、せっかく横に展開したキャラが相手のコストマイナス+《ゲッコー・モリア》の動きで返されてしまい状況が少し不利になる場合があります。

 そこで、8ドンのターンに《ゲッコー・モリア》をプレイせず、リーダー効果+《サボ》で盤面にKO耐性を付けることで、相手の《ゲッコー・モリア》で盤面を広げながら除去する動きを防ぐことができます。

 先に《ゲッコー・モリア》を雑に出さない意識は、5弾環境の【青黒サカズキ】ミラーで頻出していたレベッカヒナルッチの投げ合いに近いものと考えていただければイメージしやすいかもしれません。

 また、ついでに山札を回すため《ゲッコー・モリア》を探すこともできるので、このデッキ特有の「《ゲッコー・モリア》を引けない」という隙も埋めやすいかなり器用なカードです。


《ボルサリーノ》

 狙いは《サボ》と近く、先出しの《ゲッコー・モリア》から蘇生することでそもそも相手に盤面処理のレースをさせない展開を狙えます。

 8コスト《ゲッコー・モリア》から蘇生できるブロッカーという点も非常に強力ですが、非スリラーバークの4コストというのがリーダー効果に3ドンを必要とする【黒モリア】においては若干引っ付きが悪く、普通に4ドン支払って登場させられるターンがそこそこ限られているのが難しいポイントです。


《クザン》

 ミラーマッチで先攻7ドンのターンに登場させることで、相手の8コスト《ゲッコー・モリア》を返しやすい状況を作れます。

 相手に処理を要求するという点は5弾環境と変わらず強力で、手札も減らないためこのカードを登場させること自体にリスクが付きづらいです。

 このカードに対して8コスト《ゲッコー・モリア》から除去+マイナスを蘇生してもらえるのであれば、返しのターンにコストマイナス+8コスト《ゲッコー・モリア》で切り返しやすいため、起点としては充分に評価できるカードだと思います。


【黒モリア】回し方

リーダー効果で打点形成

 序盤はとにかくリーダーにドンを振って効果を使い、盤面を作りながらビートダウンを仕掛けていきます。

 蘇生先の選択肢は多ければ多いほど良いため、先攻1ターン目から《ビクトリア・シンドリー》をプレイしてトラッシュを増やしておく選択肢はかなり有力です。

 基本的には序盤は《ペローナ》や《ローラ》,中盤以降は《アブサロム》や《ドクトル・ホグバック》を蘇生することが多いです。


強い盤面で返し続けることを意識

 少し触れましたが【青黒サカズキ】ほど除去の性能が高くないため、相手の盤面を捌き切って勝つというよりは、除去を交えることで自分の盤面を捌かれづらくして押し切って勝つという感覚でプレイしていきます。

 リーダー効果や8コスト《ゲッコー・モリア》で盤面を横に広げながら細かく除去を飛ばし、強い盤面をキープして毎ターン相手に要求を押し付けるように立ち回ると良いと思います。


おわりに

 いかがだったでしょうか。

 【青黒サカズキ】と肩を並べるレベルのデッキパワーを有していて、個人的には現環境はいまのところ【青黒サカズキ】と【黒モリア】の2つが頭一つ抜けているなという印象を持っています。

 海軍軸など基盤は違えど、6弾環境のエリア予選でおそらく見ない日は無いレベルで強力なデッキなので、対策必須だと思います。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それでは!

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