バリツ教本出るらしいのでメモ：創作のための戦訓講義57
事例概要
発端
モリアーティ教授を滝壺に叩き込んだ謎の武術、「バリツ」の教本出るぜ！！！！！！ pic.twitter.com/TU0aDjA6q9
— 本屋 三峰堂 (@sanpoudo136) January 10, 2024
※バリツの教本、出ます。
小話
ふと思ったけど『シャーロックホームズが身につけていたと言う日本の格闘技バリツ』って話。
— 榊一郎@来年のスケジュールを模索中♪ (@ichiro_sakaki) January 30, 2024
身につけたって事は誰かに教わったんだろうけど、『シャーロックホームズにバリツを教えた男』って誰なんだろう。
というか、どんな人物か考えるだけでなんか一本書けそうな気がしてきたな。
バリツ＝バーティツ説、ホームズシリーズがドイルの創作だとするならそれ以外の答えはないんだけどファンはホームズの実在を信じているので面倒なことになる（1898〜なので最後の事件より後）。この辺ケンガンアシュラのバリツ設定は上手いんですよね……
— mikio@暗黒青春ミステリー書く人 (@mikio_at_ikarum) September 11, 2019
ケンガンアシュラにおいてバリツは無遷流の柔術家が起こしたという設定だけど、ウィキペディアさんによればおそらくモデルは不遷流。この流派には講道館柔道の谷幸雄もいる。谷は渡英して他流試合で活躍したとあるから、琴浦のモデルはおそらく谷。
— mikio@暗黒青春ミステリー書く人 (@mikio_at_ikarum) July 31, 2015
また、谷とともに英国に帰国した人物がバーティッツという柔術プラスステッキ格闘術を広めたとあり、このバーティッツ＝バリツパンチ節が、武術＝バリツ節と並ぶ2大仮説となっている。
— mikio@暗黒青春ミステリー書く人 (@mikio_at_ikarum) July 31, 2015
ただ、バーティッツ＝バリツ説は、我々のようにホームズの実在を信じる者たちにとってはあまり具合がよくない。ホームズがバリツを習ったとしたらベーカー街に居を構える前でなくてはならないから。もしかしたらケンガンアシュラもその辺りを踏まえて、幕末の武道家が渡英したという設定にしたのかも。
— mikio@暗黒青春ミステリー書く人 (@mikio_at_ikarum) July 31, 2015
個人見解
バリツはホームズが使用する有名な武術ながら、その多くが謎に包まれている。だからこそ各人が様々なバリツを想定し作品に組み込むわけである。上記ポストに出てきた『ケンガンアシュラ』から最近アニメ化した『アンデットガール・マーダーファルス』やミステリラノベ『シャーロックアカデミー』にも出てくる。ホームズに関連する何かしらのキャラを出すなら必ずついてくると言っても過言ではない。
自分語りをするとまだバリツを使うキャラは出していないので（瞳術で先読みをする瓦礫くんがようやくそれっぽいくらい）、一度くらいは書いてみたいと思っている。その参考になりそうないい本が出てくれる。買おう！
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