またしてもアメコミ雑語り:創作のための時事問題勉強会41
事例概要
いつもの
※アメリカではアメコミより日本の漫画の方が大人気! といういつものあれ。
※いつもの日本スゴイ、ポリコレ雑語りに発展する展開も。
いつもの指摘
※この訂正指摘を見るのもいつもの光景
※別口のツイートでごにょごにょ訂正するそぶりを見せるが、冒頭のツイートの通り粗雑で誤った情報を意図的に流していると考えるのが妥当。
個人見解
アメコミが日本の漫画市場とは異なる販路を持つために、冒頭ツイートのように日本の漫画が売られている書店の写真を撮るといかにも「アメコミより漫画の方が人気になっている」絵面が撮れてしまうといういつものやつである。
最も私はアメコミに疎いので「売り場が異なる」という点が事実なのか、事実だとしてその事実をどう評価するべきかなど判断はつかない。ただアメコミより日本の漫画の方が人気だという不正確な情報を流して突っ込まれるという展開はいつものことであるから、情報を流す側はもし「そうはいってもアメコミより漫画の方が人気なんだ!」と考えているなら相応の対応が想定されるはずだろう。
ところが発端のツイートは端的に過ぎ、明らかにそうした反論を予期していないものだ。アメコミに詳しいSNS利用者ならいわゆるアメコミ雑語りの流れに疎いはずもなく、このような端的な発言は雑語りに利用されるだけだと理解できる。つまり冒頭のツイートは発言者が「一般的にはそう言われているが、やはり漫画の方が人気だ」と意識的に発したというよりは、それこそ雑語りとして漫画の方がアメコミよりすごいのだと誇示しようとしていたと考える方が妥当な推測と言えるだろう。
つまり意図の有無はさておき、事実そのものや事実関係の整理をないがしろにして拡散されやすいよう情報を出しているということである。
Twitterのプロフを見る限り英訳者とのことなのでその気になれば情報をいくらでも集められるはずだが雑語りの域を出ない語りを繰り返している様子。