「イナフ」 野際かえで『便利屋68業務日誌』:創作のためのボキャブラ講義28
本日のテーマ
題材
「こっこんなのでいいんでしょうか…」
「イナフよハルカ! その調子でやりなさい!」
第11話「千億かけてたのしきをつめ」
意味
イナフ enough
十分な、足りるほどの。
解説
作品解説
人気アプリゲーム『ブルーアーカイブ』はキヴォトスと言われる学園都市を舞台にした作品。銃を装備した少女たちが送る青春の物語というが、かなり治安が悪い。そんな作品の公式スピンオフ漫画の主役に抜擢されたのは、ゲーム内でも特に人気のあるグループ便利屋68である。
キヴォトス三大校の一角、ゲヘナ学園の一応生徒である面々で構成されたグループだが、学園非公認の部活動。まあゲヘナ自体が無法地帯なんだけど。アウトローを目指す社長の陸八魔アルをはじめ、ムツキ、ハルカ、カヨコの四人が本編と異なる様々な事件に関わる外伝漫画である。
物語は山海経から卸される高級肉をめぐってのバトルオークション。武装集団同士を戦わせ最後に勝ち残ったものに購入権を与える主催者の遊びに付き合わなければ購入できなくなり困った店主が便利屋に相談。便利屋にしては珍しくクライアント自体はかなり良心的で、問題はバトルオークションそもののになっていく。
メンバーの中でも最大のアウトローの呼び声高い伊草ハルカに焦点のあたる話でもある。
カタカナ語、分からない
いやこんなシンプルな語彙のために記事書いたの? となるかもしれないが、私は英語が苦手で、その流れかカタカナ語もまったく分からないので、こうしてメモしておかないとすぐに忘れる。どれほどわからないかと説明すると、英語で一週間が言えない。よく大学受かったな……。
ボキャブラ講義に英語の意味やスラングがたまに出てくるのもそのためだ。まあこのへんはお目溢しをというか、まずもって自分が見返すための記事だし金を取っているわけでもないので勘弁してほしい。
作品情報
野際かえで『便利屋68業務日誌』2巻(2024年1月 KADOKAWA)