勝手に撤去するけど費用は市民持ちというヤクザ行政:創作のための時事勉強会56

※注意
 本記事は時事的問題について、後で振り返るためにメディアの取材や周囲の反応を備忘録的にまとめたものです。その性質上、まとめた記事に誤情報や不鮮明な記述が散見される場合があります。閲覧の際にはその点をご留意ください。


事例概要

発端

※以前より問題となっていた追悼碑の撤去問題。行政代執行による強制的な排除までは想定できたが、費用を会に請求したところでわからなくなる。

※夜遅かったこともあり確認を持ち越しに。

確認した

※記事によると、追悼碑を建てた「建てる会」の後継団体が上記ポスト主の会。ゆえに行政は撤去費用を要求したという流れなのは理解できた。

※そもそもの発端は2012年に式典中、会の人間が「強制連行」に触れたことに抗議した一部の苦情があったという。この苦情の主は有名な極右団体『そよ風』。

※いつかの女性支援団体が暇空問題を理由に安全性を盾に補助を打ち切られたのと似たような構図。問題を起こした主体に責任を問うのではなく、被害側に不利益を被せる。行政側自体が極右団体と認識をある程度同一にしていて、機会を利用したようにも見える形。

その他の問題

※撤去費用3000万の根拠は不明。少なくとも建てる費用より高くなることはないのでは?

※裁判の判断に従ったと言うが、裁判所は命令していない。というか従っただけというのならなぜ控訴しているのか。

個人見解

 撤去費用を要求するという流れが理解できずいつも以上に追ってしまった話だったが、市民団体が追悼碑を建てた団体の後継なので、撤去費用も要求する先であるという理屈は理解できた。あくまで表面上の理屈が通っているだけだが。

 裁判所の判断に従ったと言いつつ、実際に裁判所は可能不可能の判断しか下していないという流れ。外国人の生活保護の問題にも似ている。「違憲ではない(生活保護をだしてはいけないとは言っていない)」が「生活保護を外国人に支給するのは違憲」にすり替わるように、自身の考えと思想の責任をおっ被せる先として裁判所を利用している。

 そもそも追悼碑が問題視されたのは極右団体の苦情が発端であり、いわば「一部の声のでかい誰か」のクレームというだけである。強制連行も歴史的に事実であり、その追悼碑である以上政治的なものであるのは明白なので、行政及び極右団体の言いがかりには何の意味もない。

 しかしこうした事例が積み重なると、いよいよ後に引けない状態になっているという感じがある。どこかで歯止めを効かせられるといいのだが。

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