悲しい気持ち
ふとTwitterを見ると、とある訃報が僕の目に飛び込んできました。
それで今日は、ずっとなんだか悲しい気持ちで。
どこか悔しくなったりもして。
とあるバンドのボーカルの方が亡くなったんです。
ご病気で。
年歳もまだまだ若く、僕の父親と変わらないくらいのお歳でした。
ご病気を公表されたのもここ最近の話で、これからもまだまだ彼らのステージが観れると思っていた、そんな矢先の出来事でした。
いやあ…。悲しい。
僕は、そのバンドが特段大好きといったわけではなく、ライブにも1度しか行ったことはなかったのですが、高校生の頃、彼らの曲をよく聞いていました。
訃報を聞いて、すぐにイヤホンを手に取りました。
すると、ある記憶を思い出しました。
高校生の頃、同級生に双子の女の子がいて、僕はその片方の子と、そこそこ仲が良く、その子と彼らの話をしていた、と言うシーンでした。
別にその子とは、今でも仲がいいわけではないし、当時好きだったわけでもないし、その子と彼らの話をしていたことは、日常のとあるシーンの一つに過ぎません。
でもなぜか鮮明に、思い出したんです。
これが音楽が持つ力なのか、何なのかは分からないし、そこの輪郭をはっきりさせる必要はないと思うんです。
でも、今日はその子と話していた、彼らの代表曲を、聴いていようと思います。
バンドも、芸人も、俳優も、作品が残っていく限りは、作品の中で、故人は生き続ける、なんてことをよく言いますが、故人を生かしていくのは、その作品自体ではなく、その作品を愛する人たちだと思うんです。
気持ち悪いくらい清々しくて、青春のあの頃を思い出せてくれる彼らの歌詞が、今の僕の一部であることは、言うまでもなく。
僕たちが生き続けさせなくてはいけないな、と思いました。
お疲れ様でした。
どうか安らかにお眠りください。
ご冥福をお祈りしています。