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なぜ赤ちゃんは恋人、なのか。

初めまして。『赤ちゃんは恋人』です。

名前の由来ですが、自分の娘(現在1歳)にかける言葉が、これまで付き合ってきた恋人や夫や家族を越えて、一番恋人にかけるそれっぽいからです。恥ずかしげもなく、堂々と、毎日「大好きだよ」「世界で一番愛してるよ」「大事だよ」と伝えています。こんなに外国人のようにストレートに表現したことはありませんね。忖度を知らない生き物が赤ちゃんです。自分はこの赤ちゃん相手に自動的に心が解放されているようです。

育児中、強い感情に揺さぶられこの瞬間をどうにかして形に残したいと思った時、それは内なる言葉になりました。赤ちゃんが開いてくれた言葉の扉を閉じ込めておくのは勿体無いと思い、詩を書き始めました。いつか子が大きくなった時にこの詩を見せることができればいいな、と想像しながら書いています。ある人に言われました。「それはその子が将来道を外れそうになった時、効きますよ」と。それを狙っているわけではないのですが(笑)、そういう効果もあるのかもしれません。

仕上がりは、男女の関係を歌った都会テイストなものです。「赤ちゃんのことを歌っている」という説明がなければ、分からないものもあります。それがコンセプトでもあるので、あえてそのテイストを出しているフシもあります。いずれは曲にしたいので作詞感覚で書いているのですが、もし共感してくださる方がいればしかるべきタイミングでお願いしたいです。

表現するのにいろいろなツール、SNSがあります。情報で空白が埋まってしまいがちなこの時代ですが、「詩」は空白からその人の解釈でいろいろな意味を読み取ることができるのが詩の良さです。情報という大河に一滴の水を垂らすようなイメージです。言葉の奥に何重にも広がる世界があるのが詩です。

時に親と子は思いと思いがぶつかり合いますが、私は子育てが「辛い」と思ったことがほぼありません。不妊治療(体外受精)を経ているので、卵の姿から見ている娘はたまらなく愛おしく、そっとやちょっとのことで怒るという気にはまったくなりません。その中で感じる子育てのリアルや思いや子の姿をきれいごとなしで描いています。子育ては本当に時間があっという間に過ぎてしまいます。子育て中の方には「あるある」を、経験がある方も「そういう時があったな」と、そうでない方にも命の尊さや子育ての感動を詩を通じて感じていただければうれしいです。

願わくは、ご自身の赤ちゃんにも毎日「好きだよ」と伝えてあげてください。赤ちゃんは、いつも大人の言葉を聞いています。もしそれが美しい言葉なら、赤ちゃんは美しい言葉しか知らずに育つのでしょう。いつか赤ちゃんが「大好き」という言葉を理解してくれる日まで、私は言い続けようと思っています。

書き溜めた物を公開した後は、詩を書き上げるごとに更新する予定でいます。(それほど更新頻度は高くないと思います)


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