インド1人旅 10
バンガロール到着。滞在するホテルを駅の近くで探すけど、値段が他の滞在した都市よりも高い。チェンナイ、マドゥライも含み南インドはホテルが24時間チェックイン制だからなのか
1泊の値段が北インドの2〜3泊に相当する。しかもそれで泊まれたとしてもホテル自体は安宿に慣れていないと厳しい印象。何軒か目星をつけたところはすでに満室になっている。
仕方なくちょっと市街地離れたところまで歩いてみるかと思っていたら、地図で見た感じ30分ほど歩いたところが長距離バスの発着所になっている。きっと、そこには体を休めるためのホテルがここより点在してるに違いない。
しばらく歩いてみると、やっぱりたくさんのホステルが点在しており、値段も中心部よりだいぶ安い。こりゃついてるなーー。南インドからゲストハウスみたいなものが見当たらないために、シングルルームでチェックイン。
荷物をベットで解く前にシーツに虫がいないか確認。南インドは温暖な気候なので、シーツにダニだったり、南京虫がいることがよくある。
マドゥライで泊まった時は枕にちょっとそれっぽいのがいたので使うのを断念した。
部屋の雰囲気的に少し嫌な予感がしたので、日本から持ってきた防虫対策のされた簡易的なトラベルシーツをひく。使う機会ないかと思ったけど、持ってきといて良かったな。
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メトロで街の中心部へ。
バンガロールの街の中心部は自分の滞在しているホテル先の地域、さらにはインドの他のどの都市に比べても先進国の雰囲気をもっている。
バンガロールは「インドのシリコンバレー」と呼ばれおり、Googleやマイクロソフトを始め世界各国のIT企業が開発拠点を置き、IT都市が形成されている。歩いているとコアワーキングスペースっぽいところもあり、現代の働き方に遜色無く適応している。街歩く人々も、自分がこの旅で見てきた原色のサリーの女性たちというよりかは、IDカードを首にぶら下げたデニムを履いた女性や、メガネをかけてコーヒーを片手に持ち歩き、もう片方にはPCの男性といった感じだ。気候も温暖で1年を通して気温差がなく過ごしやすいのも世界各国から企業が集結する理由の一つなのかもしれない。
インドはやっぱり広いので、街によって雰囲気も人も様々だなぁなんて思いながらインドのサードウェーブコーヒーショップへ。
インドの大都市ではスタバやコスタの他にも、
インド発のコーヒーショップが何個かある。インドといえばチャイみたいなイメージはあるけど、インドはコーヒーの産地としても有名で、コーヒー本来の価値にウエイトを置いたコーヒーショップが増えている。
その後、やっぱりお昼ご飯にミールスへ。
ここのミールス美味しかったし、中心部にあるからか、ウエイター達は常に客に目を配っていて、しっかりとしたレストランだ。
その後、産業技術博物館へ。
カギや、車、ポンプから電気、宇宙航空だったり、身の回りにあるものからテレビで見るものがどのような仕組みでできてるのか、とてもわかりやすくその歴史を見ることができる。
家族連れが多くて、お父さんが息子たちに一生懸命説明している姿がとても良かった。大人になってからこういうとこくるとスッゲー面白いんだけど、子どもたちはそんなことよりご飯とかアイスに行きたそうだった。
「ねーねー!どこからきたの?」
「どのくらいいるの?」
「なまえはーー???」
途中、修学旅行生に囲まれる。
子供達に話しかけられることはこの旅のよくあることなんだけど、やたら英語が上手だったので聞いてみると、学校の公用語とのこと。
インドの都市部や、インドの大半の学校は話す言葉も違うたくさんの民族の子どもたちがくるので、学校では英語を使って先生、生徒はコミュニケーションをとる。
「わたしは3つ言葉話せるよー!!」
複数言語話せるのは当たり前みたいだ。
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バンガロールで食べたやつら
南インドはご飯が本当に美味しかったー。
その後、植物園へ。
香りは花によって違うんだな。よくみるとこんなところから生えてきたんだな、力強いな。
どんなに綺麗な花の写真を見たって、解像度が上がっても自然の体験には到底及ばない、当たり前のことをたくさんの花を通して思い知る。
インドはバラナシでもどの地域でも宗教上の理由か、お花屋さんが軒先に点在していることが多く、生花を見る機会が日本よりも多かった。
花が近くにある生活は素敵で、
心が落ち着いて、その時は一歩下がって考える瞬間を与えてくれる。