大晦日の夜にテレビから流れる『地獄でなぜ悪い』が聴きたかった
大晦日の夜にテレビから流れる『地獄でなぜ悪い』が聴きたかった。なぜこんなことになってしまったのか。正直、この曲目変更に怒りを覚えている。
でも、誰より星野源本人が1番考えて決めたことだから。ただ、この誠意のある星野源の対応を都合の良いように解釈して、今後の前例とはして欲しくない。ライブではなく、テレビで流れる音楽にしか果たせないものもある。
SNSを見ると、『地獄でなぜ悪い』がどれほど素晴らしい曲なのかを説明して、だから紅白で歌うのにふさわしいと言っている人もいる。気持ちはめっちゃわかる(あまりにもいい曲なので)。
でも、仮に曲のクオリティが低かったとしても、「じゃあ歌えなくて仕方ないですね」となっていいわけではないのて、曲自体の良し悪しと、メディアで表現すること、曲やアーティストに必要以上のものを勝手に背負わせることを分けて考えた方がいい。
とにかくこうなったら、全員耳の穴をかっぽじって「ばらばら」を聴くんだ。そこに星野源のメッセージが全部ある。
でもこれもまた一人の個人の意見。
世界はひとつじゃない。
自戒を込めて。