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パパ必見!3歳からおさえておきたい感覚統合の存在について【平衡感覚編】

こんにちは。
AKINORIです。

今回は前回の記事の続きで
感覚統合の土台の1つである“平衡(へいこう)感覚”についてnoteしていこうと思います。

⬇️前回の記事(ご興味がある方はコチラから読まれるとスムーズです!)

平衡感覚といえば“バランス”ですよね。
そうです。身体のバランス、揺れ、回転を感じとる感覚です。
身体のバランスの変化に合わせて、目の動きや筋肉、姿勢などをコントロールします。

平衡感覚とは

視線を安定させるセンサーの役割があります。
例えば椅子に座って、テレビを見ながらご飯食べることができるのはこの平衡感覚がしっかり働いているおかげになります。

反対に平衡感覚につまずきがある場合は、視線が安定しないため、集中力が切れやすい原因にもなります。また目線が安定しないとは姿勢も安定しないのでハタからみるとダラしなく見えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、これは決して本人が意図してやっているわけではなく
この平衡感覚の感覚器の未発達からくることや、眼球の動かし方、または体を支える筋力不足など様々な問題が考えられます。

平衡感覚が鈍感な場合
・板書が苦手、ノートが取りづらい
・頭や体をいつも動かしている
・視線が定められず人の目を見て話しずらい

平衡感覚が敏感な場合
・乗り物酔いしやすい
・文字なの飛ばし読みが多い
・高いところや足場の不安定な場所が苦手

私自身を振り返ったとき
幼少期は平衡感覚が敏感だったのかなとも思います。

私が小学生1年生の頃、国語の時間に文字の飛ばし読みが頻繁にあり
うまく読めないことに苦手意識を感じていました。

おなさ心ながら
「みんな、なんであんなにスラスラ読めるんだろう」と疑問に感じていたことがありました。

幼少期の原体験は、良くも悪くもその後の成長期に直結していくと思いますので
身近な大人からの気づきから、その子にあった支援ができると良いなぁと
つくづく感じています。

平衡感覚のセンサーは耳のなか。

平衡感覚のセンサーはどこからくるかというと、実は耳からきます。
耳の中にある三半規管と耳石(じせき)器が主に、回転や重力を感じっとっています。

なので、三半規管や耳石器に何かしらの問題が生じた場合、平衡感覚がうまく感じ取れないという問題が発生します。

私も学生の頃、地面が下から押し上げる感覚(地震のような感覚)があり耳鼻科に行くと耳石に問題があると診断されました。薬を処方され改善された経験があるので、とても理解できます。

平衡感覚は自律神経と繋がりが強い感覚

平衡感覚が麻痺した状態になった場合、自立神経系に及ぼす影響としては
乗り物酔い、頭痛、嘔吐などがあります。

コチラは極端な場合の例ですが、平衡感覚が弱い、過敏のお子さんはこのような症状が出やすのではないでしょうか。

平衡感覚のつまづきを改善する遊びの例

実際に平衡感覚につまづきを感じた場合ご自宅できる遊びとしては

・目を使う運動遊び
ーしっぽ取りゲーム 
・回転する遊びまたはジャンプする遊び
ー野球バットで10回転する、ミニトランポリンで遊ぶ

が有効です。ほんの一例にすぎませんが、感覚につまづきがある場合は
その感覚を刺激してあげる(和らげる)ことが大切ですね。

特に過敏の場合は原始系反射による拒絶反応が少なくありません。
ゆっくりと丁寧に本人が“これは危なくない”と識別できるような
声がけなどのアプローチが必要ですね。

おら!とりあえずやっちゃいましょう!みたいな男ノリは絶対やめましょうね笑

最後に

いかがでしたでしょうか。
私も冬の寒い時期にあったかい湯船に浸かろうと思った際
熱すぎて入れない!と反射的に感じることが多々あります。

でもそれは実は自分の体が冷えすぎて、お湯の熱さに敏感になりすぎているんですよね。ちなみにお湯の熱さは38℃くらいでまぁ普通です笑

体を徐々に温めることが大切なのと一緒で、過敏なお子さんには段階を踏んで
識別できるようにサポートしていきたいですね。

お風呂の例が良かったかよくわかりませんが

今回は以上になります!笑

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます!

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