
うつ病のはじまり
いったん仕事のことは置いておいて、記憶のあるうちに病気のことについてまとめてみます。
じわじわと始まった不調
いつからなのか、何が原因なのか、そういうことは自分でも今だによくわからない。
なるべく時系列に書いてみようと思います。
SEの職業柄、徹夜や深夜業務は日常茶飯事で、社内と顧客と関連会社の人間関係の板挟みになって攻め立てられることが続いたり、トラブル対応で追い込まれていったり。
年次が上がるにつれて、責任は当然重くなる。
いわゆる"うつ状態"になって復活して、みたいなことは何度も繰り返していたような気がします。
でもそれは自分自身の弱さ、乗り越えられなきゃ成長できないんだと本気で思っていました。
壊れていく心と身体
一度部署異動があった頃から、明らかに調子を崩しがちになりました。
朝起きられない、人に会いたくない、無気力、食べてるのに痩せていく、微熱が続く…などの体調不良。
仕事自体は楽になったはずなのに、辛かった。
そんな中でもいろいろ思うことがあり、コロナ禍でITベンチャー企業に未経験職種で転職、それに伴い引越し、慣れない業務と新しい人間関係に奮闘する日々。
それだけなら、きっと耐えられたと思う。
このときに心が引き裂かれるような出来事が立て続けに起こりました。
そこからはもう、日に日に自分が壊れていった。
仕事をしないと生活ができないので、在宅勤務をして誤魔化したり、移動はタクシー、食事はUber Eats、家事は放置、お金が無くなっていく。
朝ギリギリに起きてオンラインミーティングに出席し、寝起きでZoom商談をこなしていました。今思うと最悪の営業職。
近所に住む友達が毎晩のように家に来てくれて、泣きじゃくる私の相手をしてくれていました。
原因不明の頭痛と発熱が3ヶ月以上続き、食べたものはほとんど吐いてしまう、胃が痛いのに、つらいのに、何の検査をしても異常なし。
このときBMIは16くらいまで痩せていた。
意を決してメンタルクリニックへ
そして身体が痛くて痛くて眠れない日々が続いたとき、初めて病院へ行こうと思いました。
とにかく眠りたくて睡眠薬が欲しかった。
とりあえず心療内科を予約。
不調を話して、辛いですねと言われ、睡眠薬と精神安定剤を処方されました。
絶望だった。
精神安定剤なんて頭がおかしい人が飲む薬だってその頃の私は思っていたから。
「なんで私がこんな薬を処方されなきゃいけないの?」ショックすぎて、夜に友達が来てくれた瞬間に玄関で泣き崩れたのを覚えています。
睡眠薬を飲みながら、毎晩眠る直前まで電話を繋いでもらいながら、1日1日を必死に乗り越えた。
幸い理解のある職場で、不眠が続いているので睡眠薬などを飲んでいて副作用もあるということを上司と人事に伝えてなんとか耐えていました。
(続く)