にぃやん

外資IT営業。

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最近の記事

日報005 ゆっくり休んでください

外資IT営業の業務日報を書いていく。 こういった言葉をかけられたら、どう思うだろうか。優しい人だな、責任感がある人だなと思うだろうか。どう思うかは勝手だが、言われた相手からは、見限られたと思っていいだろう。これらの言葉は、非常に残酷な言葉である。 役割と品質と期限 自分の仕事を終わらせるためには、自分の役割と任されたタスクの品質、納期を意識する必要がある。これらの1つでも、相手との認識がズレると、自分の仕事を終わらすことはできない。自分1人で完結できる内容であれば、自分

    • 日報004 上位2割の働きバチ

      外資IT営業の業務日報を書いていく。 「パレートの法則」をご存知だろうか。 会社などの組織に勤め人として所属している場合、この法則に沿って社員が分布しているという。 上位2割は損? パレートの法則によると、売上の8割は、構成員の2割が持ってきている。つまり、この2割の働きバチが、残りの8割の怠けバチの飯を運んできているということだ。上位20%の働きバチは、必ずこう思うだろう。 「俺たち損してね?」 当然である。売上をあげるためには何かしらのエフォートを投入する必要

      • 日報003 炎上の生き残り

        外資IT営業の業務日報を書いていく。 よく言う「面構えが違う」というやつである。 炎上案件や炎上プロジェクトと呼ばれるところから生還した者は、文字通り、面構えが変わってくる。 炎上とは何か SNSでいうところの炎上とは意味が違う。ここではプロジェクトなどが遅延し、リカバリー案も成立せず、追加の予算も獲得できないなどで、残されたリソースだけでプロジェクトを進行しているような状態を指す。 炎上が発生する理由は様々だが、代表的なものをいくつか挙げる。例えば、提案時のスコープが

        • 日報002 転職したら地獄だった件

          外資IT営業の業務日報を書いていく。 今回は、過去記事をリライトする形でこちらにも残していく。 2017年 - 2018年の内容のため、一部現在とはそぐわない内容になっている部分があるが、当時の雰囲気を記録するため、そのまま記載する。 JTCの営業から完全未経験のコンサルタントに転職した最初の1年が地獄だった話だ。 日系の営業から全くの未経験でコンサルティングファームに転職した"後"の地獄の日々を書き連ねておく。 新卒で日系大手に入社し、法人営業としてキャリアをスター

          日報001 最後の砦

          外資IT営業の業務日報を書いていく。 仕事における最後の砦として機能する人について書いていく。 ここでいう「最後の砦」とは、その仕事が今、どんな状態であれ、期日までに人様の前に出せるような形に持っていける人のことをいう。 最後の砦となる人の特徴は以下の3点である。 仕事を構成するタスクの全容を理解している 提示する人様が求める品質を理解している 「これでいっか」と終わりを決める 1人で全部やれる 最後の砦になる人物は、基本的に自分が責任を持つ範囲の仕事は、1人で

          日報001 最後の砦

          自分ができることを見える化するにはSVOCで考えると良かった

          最近は自宅でお仕事をする方も増えて、移動時間などがなくなり、少なからず可処分時間が増えた人もいると思います。 普段は仕事に忙殺される人でも、この増えた時間を使って、自分のキャリアやスキルを棚卸しをする良いタイミングかもしれません。 お恥ずかしい話なのですが、僕は自分ができることを人に伝えるのが苦手でした。 僕の場合は、外資系の企業で働いていることもあり、僕自身が発揮できる「価値」が何なのかは周囲に理解させる必要があります。 「お前は何ができるやつなんだ?」に対して、常

          自分ができることを見える化するにはSVOCで考えると良かった

          無名のサラリーマンが20万使って対談イベントを開催したら17万の赤字だった話

          8月10日、お盆の初っ端で帰省客でごった返す東京駅近辺で、自分が登壇するイベントを自分で開催しました。 そうなんです。 誰に求められているわけでもないのに自分のトークイベントを企画し、開催しました。 誰に求められているわけでもないのに。 そのイベントがこちら。 その収支結果がこちら。 【売上】34,000円   - チケット代 2,000円 × 17人 = 34,000円 【経費】203,265円   - 前田高志さん召喚費用 : 100,000円   - PR

          無名のサラリーマンが20万使って対談イベントを開催したら17万の赤字だった話

          デザイナーとコンサルタントの垣根がなくなってきているという話

          自分で問題を設定する必要がある世界(VUCA時代) 2010年前後あたりまでは、リーマンショック後の不景気で就職活動も非常に厳しく、氷河期と言われていた時代でした。僕が最初の就職したタイミングはこの時期で、なんとか内定をもらうことができました。このタイミングでは、おそらく自分がこれまで経験してきていた「偏差値競争社会」の延長線上にありました。僕が言う偏差値競争社会とは、あたえられた問題に対し、早く、正確に、正しい答えにたどり着く人が優秀であるとされる社会です。別にこれが今は

          デザイナーとコンサルタントの垣根がなくなってきているという話