「あ…」
切り株に座って
ぼんやりとしていた私が
立ち上がろうとした瞬間
ごつごつした幹の間から
くしゃっとした
まだ出てきたばかりの芽が
こちらを見上げているのに気づきました
木の芽と私の
「あ…」という声が
重なったように感じたのは
そらみみだったのでしょうか
幹に隠れたまま生まれてきた
柔らかないのちに
出逢うことができた
その瞬間
私のこころはパッと
澄んだ光に照らされました
次に出逢った時
わたしはその柔らかい芽に
伝えることができるでしょうか
「見つけてくれてありがとう」と
切り株に座って
ぼんやりとしていた私が
立ち上がろうとした瞬間
ごつごつした幹の間から
くしゃっとした
まだ出てきたばかりの芽が
こちらを見上げているのに気づきました
木の芽と私の
「あ…」という声が
重なったように感じたのは
そらみみだったのでしょうか
幹に隠れたまま生まれてきた
柔らかないのちに
出逢うことができた
その瞬間
私のこころはパッと
澄んだ光に照らされました
次に出逢った時
わたしはその柔らかい芽に
伝えることができるでしょうか
「見つけてくれてありがとう」と