「悟」 恵美は、悟にかけより、背中に手を当てた。 悟と出会ったのはクラス替えの時、隣の席になってLINEを交換した。 「初めて会ったときから気が合いそうだなって思ってた」 悟はいつでもそう言ってくれる。 恵美は、それでもいつも疑問に思っていた、私と悟の、どこが気が合うんだろう。 悟は几帳面で勉強もそこそこ、部活はなんなりと部活をこなし、趣味は音楽だ。 私は、初めて見たとき、正直なんだこいつ、、って思ったのを覚えている。 悟は言いたいことを、はっきり言う、とてもイラつくやつだっ
春の予感 春の予感が胸を高鳴らせる。 だって、夢がある。 楓は、ある通りを歩いていた。 そこで、あの日見た色鉛筆を見た。 夏の色が切ないのは、青い空が、濃くて、海が何より綺麗だから。 遠くがいい。 スケッチを始めた楓は、風景画を描き始めた。 風景は、自由に見ることができる。 春の色は、淡い。だから、決して切なくはないのだ。 悲しいのだ。 出会いと別れは、春に繰り返される。 ドラマがいらないのは、お別れの言葉なんて聴きたくないからだよ。 だからずっと続くように、私は何も求めた
私の知っている限り、 日本語はあとにくる。 よって、日本語は在るものを示す意外に、使い道はない。 だから、現在ある日本語の意味に忠実に話すことを行うことは、ないものを在るとして話していることに過ぎない。 だから、今までの日本語の意味を知ることは、物を知ることであると思う。 しかし、文章は違う。文章になって日本語は初めて本当の意味を持つと思う。意味とは、それが指し示す内容のことだと思う。 日本語の意味の変化を私が肯定するのは、環境と時代によって、私たちに在るものがちがうからだ。
スーサイド現象 何度も 自分を否定することにより、 自分が以前に見た 真実の世界を追い求めて もがく歌
笑って気がついた これはあなたの笑顔に似てる あなたと同じ笑顔をして あなたの笑顔の意味を 少しだけ知れたような気がした 嬉しかったの? 出会えてよかった? 今でもそう思ってくれているかな 私が変わっても 愛していてください 人は生きるたびに 脆くなってくものだから。
誰かを想う毎日は幸せだった こんなに痛みは深いこと知らぬまま 存在の重さに耐えられなくて 筆を綴るよ いつか名前も忘れたい 愛を叫ぶ惨めな身体が 静まる頃 この世界に生まれ落ちた悲しみで 身動きがとれない 悲しみさえなければ美しい音楽は 私をひとりぼっちにしてくれる また殺意も催す悲しみの ビックバンが起きた 私は忘れる 忘れていく
その人の人生を探るのは、どんな心理から? 自分と照らし合わせて、好きや嫌いを判断するのか? 本当の真実は誰にもわからない。 絵だけ 音楽だけでいいのに 作品は 絵だけ 音楽だけを見ればいいのに。
事件です。事件です。事件です。
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空中sm少年は、大人になっても優しいのです。 彼の目には、全てが、風景画のように、愛されている。 紡ぐ言葉が、誰も傷つけない丸みを帯びて、空中で絵になる、 彼と同時に移動する異空間はひとりだけの世界なのですね。 ところで、smはひとりでできるだなんて、知っていた? mは願いを言う人、sは願いを叶える人。 smは夢である。 あなたのアイディアを叶える人は、あなたしかいないのだ。 空中sm少年とは、夢見る少年で居続ける人。 彼は未だに負けなしだ。 夢は見続けられるから。
年末年始に向けての安全確認と、短編小説付きです。 生徒と先生の関係を書いた社会的な作品。 あなたはつくづく悲しいのが嫌なのですね。年末年始はどう過ごそう。この世界の些細なことにさえいつだって目を向けているあなただから、imaginationを大切にしている。 あらら、あなたの頭を痛くさせる音楽を聴かせてしまったかな、音楽はわからないとバッサリ割り切るあなたは、人がとても好きなのですか?だから、言葉を選んだ。 音は体、体はそれぞれ違うから、感じることはバラバラだ。 これはみ
「だからあなたはかなしいの」 prologueを含む全5partからなる短編小説。音楽作品のような構成です。 prologue 旅する瞳 夜、寒さと星の瞬きで私はカーテンを閉めた。 あなたのことを考えていた。 揺らいでいた瞳。 私は今日、嘘をついているか、いないか、確かめるために、目を見た。 繊細な動きをしたその瞳を忘れない。 私を心配しているけど、そして、時々傷つけないで、と揺らぐ。 瞳の奥の真剣を知れば、 あなたが、私のために考えていた時間の様々は想像できた。
希望というものがあるなら、それは愛というものだ。 真理(まり)は小さなスナックを経営する32才の女だ。 東京から港町に引っ越して5年になる。 カモメが海と空をまたぐように一羽で飛んでいた。 真理は、ベランダの窓からそれを見ていた。 敬人(けいと)は、酒を飲まない客だった。 敬人のことは、まだ何も知らないと思う。 私は、その凜とした横顔に、触れることさえ許されていない。 「真理」、敬人が私を呼び、朝が始まる。牛乳に、トースト、敬人がいつも用意してくれる。敬人はアルバイターだ