「無礼」との上手な付き合い方
こんにちは!
先日以下の本を読みました。
MBAで「職場の無礼さ」を研究する著者による、20年間の集大成となる1冊です。一流のエリートほど、なぜ不機嫌にならないのか?という疑問を解明する内容で、ビジネスでもそれ以外の場面での人間関係でも、礼節が最強の武器になることを解説した良書でした。
今回は、本書を読んでわたしが感じた「無礼」との上手な付き合い方を2つお伝えします。
本書の概要をザクっと理解したい方も、無礼とうまく付き合って楽しい人生を送りたい方も、ぜひさいごまでお読みください。
他人にされた無礼は忘れろ
まず1つ目は、他人にされた無礼なことは、すぐに忘れなさいということです。
理由は2つあります。
まずは自分のために
1つ目の理由は単純です。そんなことに悩んだり落ち込んだりしてもムダだからです。
あなたが無礼なことを何度も思い出し、その都度暗い気持ちになっても、だれも得をしません。あなたが貴重な時間とエネルギーを浪費して、メンタルを病んだり損をするだけです。そんなことは、いますぐやめるべきです。
他人から無礼な態度をとられたら、即刻忘れるのが鉄則です。それがあなた自身のためです。
他人のためにも
もう1つの理由は、あなたが無礼なことをされた気持ちを引きずってしまうことで、周囲にいる人たちにも迷惑がかかるからです。
冒頭紹介した本から引用します。
あなたも身に覚えはないでしょうか?
嫌いな人やイヤな人のために行動するのは、やる気が起きないものです。このとき、相手が上司や同僚の場合には、その人に関わる仕事を「手抜き」したり「サボる」人がおおいということがデータで示されています。
あなたが他人から受けた無礼な態度への「報復行為」として生産性の低いパフォーマンスをすることで、あなたの所属する組織やチーム全体の生産性が低下します。無礼によるマイナス影響は、あなた自身だけでなく、あなたの周囲にいる人たちまで及ぶものなのです。
他人の無礼みて、我が無礼を直せ
2つ目の無礼との付き合い方は、他人に無礼なことをされたときには、自分自身の振る舞いを見直すことです。「人の振り見て、我が振り直せ」という言葉があるように、「他人の無礼みて、我が無礼を直せ」なのです。
再度、本書より引用します。
これはつまり、自分自身も知らず知らずのうちに他人に対して無礼なことをしてしまっている可能性があることを示唆しています。そして、その自分
がした無礼への反応(報復行為)として周囲の人があなたに無礼なことをやり返している場合が少なくないということです。
無礼は連鎖し伝染するのです。
この原則を理解すれば、無礼な行為とは人間関係のなかで循環し、繰り返されることがわかります。いまあなたに降りかかってきた無礼は、いつかあなたがまき散らした無礼が "もと" になっているのかもしれないのです。
これに対してわたしたちができることは、ただ1つです。それは、この無礼の連鎖を断ち切ることです。
他人から無礼にされたら、過去に自分が他人に無礼なことをしなかったかを振り返ってみましょう。そして直すべきことに気づければ、あなたがその先の未来で無礼に出会う確率と頻度は下がるはずです。
さいごに
この記事では「無礼」と上手に付き合う方法を2つ紹介しました。
それは、
他人にされた無礼は忘れろ
他人の無礼みて、我が無礼を直せ
です。
他人に無礼なことをされれば、その瞬間、不快で不愉快な思いをするのは自然なことです。これは仕方のないことです。
大事なのは、その後の対応です。
そのネガティブな感情を引きずらず、むしろ自分自身のことを振り返るきっかけにできれば、きっとあなたの人生はより楽しく心地よいものになっていくはずです!
今回わたしは以下の本を読み、こんなことを学びました。
今回は以上です。
この記事が、あなたの人生をちょっと良くするきっかけになればうれしいです。
今日という日が、あなたにとって最高の一日になりますように。
それでは、Have a great day !!!
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【参考図書】
連鎖・伝染するのは「無礼」だけではないようです。
「不機嫌」もまた伝染することを脳波のデータ研究で明らかにした良書です。