上機嫌と思いやりとのバランスが大事
はじめに
人は日々さまざまな感情を抱えて生活しています。その中で「上機嫌」でいることは健康的でウェルビーイングでいることの条件だと言われています。
人生を楽しく心地よいものにするために上機嫌が重要であることは間違いのない事実だと言えるでしょう。
しかし重要なのは。その上機嫌を保つことが絶対的な正義であるとは限らないということです。
本記事では、上機嫌でいることの重要性と同時に、他者にその感情を押し付けないことの大切さについて考察していきます。
上機嫌は大人のマナー
自分自身が上機嫌でいることは、大人のマナーとも言えます。
このことは以下の過去記事でも書いています。ご興味ある方はぜひお読みください!
上機嫌によって生まれるポジティブなエネルギーは、周囲にも良い影響を与え、人間関係をより円滑にします。笑顔や積極的な態度は、仕事やプライベートにおいてプラスの変化をもたらします。
しかし、これが絶対的な正義であるかと問われれば、必ずしもそうではありません。
他者への感情の押し付けになる危険性
問題は、その上機嫌を他者に強要してしまうことです。
誰もが異なる状況や感情を抱えており、同じように上機嫌でいることが難しい時期もあります。例えば、女性の生理や男女ともに経験する更年期のような身体的な理由です。このとき、普段なら上機嫌な人であっても、一時的に感情のコントロールが難しい状態になるのです。
また、失恋や家族の病気など、精神的に苦しい時期にある人も多く存在します。このような人たちに対しても「いつでも、どこでも、上機嫌でいること」を強いるのは、いささか酷(こく)なことです。
思いやりが大切
そこで大切になってくるのは、思いやりです。
思いやりとは、他者の立場や置かれた状況を理解し、相手に寄り添うことです。自分が上機嫌でいることは素晴らしいことですが、それを他人に押し付けることで相手の価値観を無視してしまってはダメです。これは思いやりに欠ける行動だと言わざるを得ないでしょう。
人は皆、異なるペースで生きており、感情や置かれた状況・立場も異なります。そのため、相手に思いやりを持って接し、相手の置かれた状況や立場を察してあげる想像力が不可欠です。
上機嫌と思いやりとの調和
上機嫌でいることは素晴らしいことです。自分にも他者にも、ポジティブな影響を与えるからです。
しかし、それを他人に強要することは避けなければなりません。周囲に不機嫌な人がいたとしても、相手の立場や置かれた状況を察してあげる想像力をもちましょう。
そのとき必要なのが、思いやりのココロです。思いやりがあれば、他人に感情や価値観の押し付けをしてしまって人間関係を壊すことは避けられます。そしていまある人間関係を維持・向上でき、良好なコミュニケーションを築いていくことができます。
上機嫌でいることは良いことです。しかし、思いやりがなければその価値は半減してしまいます。上機嫌と思いやりとを調和させるバランス感覚を持つことが大切なのです。
上機嫌と思いやりとのバランスを大切にしましょう。そうすることで、自分が幸せでいることと同時に他者を尊重することができるようになり、その先には豊かでウェルビーイングな人生が待っています。
今回は以上です。
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【参考】
今回の記事は、以下のVoicyチャンネルの配信内容に着想を得て書きました。