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「大年三十(=大晦日)」に、 横浜中華街を歩く
今日は(この記事の書き始めはまだ1月21日)、中華圏では旧暦の「大年三十 (dànián sānshí = ダーニエン・サンシー)」。つまり大晦日。(巻き舌で「三十儿(サンシャー)」とも発音)
中国にいた時に体験した春節のあの賑やかで温かい雰囲気が懐かしい。今日はちょうど横浜近くで用事があったので、思い立って久しぶりに横濱中華街に行ってみることにした。大晦日の雰囲気が、本場ほどではないにせよ、きっとあるだろうと。
ネットで調べると、獅子舞などのイベントは明日の春節から始まるとのことで、残念!でも中華街には、かなりの人が出ている。さっそくぶらぶらしてみることに。
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美味しそうなものがたくさん。
学生の頃は、通っぽい店を探すのが好きだった。
しかし、いつからか、やたら食べ放題の店が急増したのが、私としてはがっかりだ。昔一度ある店で食べたことがあるが、完全に観光客狙いでリピーターはまずあり得ないと思われるクオリティーだった。食べ放題はビジネスモデルとして、楽に儲かるのだろうか。それともこれで満足する人も結構いるのだろうか。
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横濱中華街の店には台湾系と大陸系があり、それぞれ組織があると聞く。実家が台湾系のお店をやっているという知り合いもいる。
10月1日の大陸の建国記念日「国慶節」の際も中華街は賑やかになるが、台湾のお店はもちろん中国の旗を掲げることはなく、その代わりに辛亥革命を祝う10月10日「双十節」には、今度は彼らが盛大に祝う。
ちなみに、春節で中国人客が大量にやってくるのかどうか、と注目されているが、果たしてどうなのだろう。ここでは、大陸の中国語を話す観光客っぽい人の姿がちらほらあるが。いや、そもそも中国から日本に観光に来る人は中華街には来ないだろうか。
さて、人が多い通りを少し離れて歩いていると、「羊肉串(yángròu chuàn =ヤンロウチュワン)」の看板があるではないか。
これは北京にいた時によく食べたもので、読んで字の如く、羊の串焼きだ。本場では、喉にぐさりと突き刺さりそうで怖いぐらいの長さの鉄の串に刺すのだが、七、八分待って出てきたものは、竹串。でも、ふりかける香辛料も本場のものに近くて、美味しかった。
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その後、「麻辣烫(málàtàng=マーラータン)」の店に、ふらりと入る。
自分で好きな食材を取って店の人に渡すと、辛くて痺れるスープを入れて煮込んだものを持ってきてくれる。
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こんな感じで。日本に”媚びない味”で、本場の気分。
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店を出てさらに歩くと、関帝廟。ド派手だ。
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さらに、馬祖廟と言うのもある。これまたド派手だ。
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この廟の横の公園では、この後カウントダウンのイベントが行われるらしく、準備が進められていた。明日以降、獅子舞やさまざまな出し物があるそうだ。
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カウントダウンには花火もあるらしい。でも、流石に中国の、爆竹とともに凄まじいことになる、あれとは違うだろうな。
【番外編】
さきほど、知り合いの中国人から花火の動画が送られてきた。
個人個人が街の中心部の通りで花火に火をつけて・・・
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そして、火がついたら、ダッシュでその場を離れる!
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ロケットの打ち上げか。
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ドカン、ドカン、と皆が競い合うので、爆音と閃光で、不謹慎な例えだけれど、まるで砲弾が飛びかう戦場のようで、外国人の私たちには怖くもある。
最近は都市では花火や爆竹は禁止されていて、電子音と光が出る花火もどきの商品が発売されたとかのニュースをみて驚いていた。
しかし、この方がいるのは地方の小都市。小さな街はまだ規制がないのだろうか。大丈夫なのかと聞くと、「コロナで3年間我慢してきたから、今年は特別。感慨深いよ!」とのこと。
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さて、話をまた横浜に戻して・・・
中華街のすぐ近くには山下公園があるが、ここにも春節を祝うオブジェがあった。横浜の町中が、異国の新年の雰囲気を醸し出している。
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記事を書いているうちに、日付が変わって、もう新年に!
新年快乐! “兔”飞猛进! 扬眉“兔”气! (xīnnián kuàilè tùfēiměngjìn yángméitùqì)
新年おめでとうございます。皆さんにとっても、兎のように飛躍し、生き生きとできる一年でありますように!(中国語は、tuという発音の文字を「兎=tù」とひっかけた言葉遊び)
こちらはとっくに正月気分は終わっているが、春節も祝うと、2度正月を楽しめるようで、悪くない。
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きょうも最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AJ 😀
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