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趣味でもあり、仕事でもあり、役割でもある。チア部は自分の人生の一部、なくてはならない環境です

2024年に活動15周年を迎えたAJO☆朝チア部。15周年の特別企画として、チア部で活動するメンバーひとりひとりのことを知ってもらうべく、個別インタビューを敢行。個性豊かなメンバーの人柄や価値観を語ってもらいました。

今回は2021年春にチア部に加入した、かもんぬのインタビュー記事をお届け。30歳を迎える頃に「理想の人生を送れてない」と感じて30歳を過ぎて上京。東京で出会ったチア部に加入し、理想の人生を取り戻しました。かもんぬとっての理想の人生とは。(インタビュー 木村公洋)


負の連鎖を断ち切るため、30歳を過ぎて札幌から上京

ーーチア部に入ったきっかけを教えてください。

かもんぬ:Yahoo!ニュースで朝チア1000回達成(2020年11月)の記事を見たことです。それからこっそり朝チアを見に行っていたんですけど、オーディションがあることを知って応募しました。9期として入部し、ばんびが同期です。

私は札幌で生まれ育ち、大学を卒業してからも札幌で仕事をしていました。でも、社会人としてキャリアを重ねていく中で、アラサーを迎えた頃に「自分の思い描いた人生を送れてないな」と思ったんです。

ーー思い描いた人生が送れてない状態とは、どんな状態でしたか?

かもんぬ:「負の連鎖」に陥ってる状態です。私の職業である理学療法士は専門職で人との出会いが少ないと社会人1年目で気がついたんです。それから「この環境でずっと仕事していて大丈夫かな?」と疑問を感じるようになって、自分からたくさんの人に会いに行くようにしたんです。自分で仕事をしてみて環境も変化させてみました。

それである程度は変化を感じたんですけど、思うように結果が出なくて悩んでいる時期と、アラサーを迎えたモヤモヤ時期が重なってしまって、本当はもっと頑張れるのに頑張れないという負の連鎖に陥っている状態でした。

この状態を断ち切るには環境を変えたほうがいいんじゃないか、思い切って東京に出てきたのは30歳を過ぎてからでした。東京で1年近く生活して知ったのが、朝チア1000回達成のニュースです。駅前で勝手に応援するのはたくさんのエネルギーが必要だなと思ったと同時に、自分がやることで失ったエネルギーを取り戻せるかもしれないと思ったんです。

可愛い先輩の勧誘でチアリーディングの道へ

ーーチアの経験はあったんですか?

かもんぬ:チアリーディングは大学時代から始めました。中学・高校は吹奏楽部だったんですけど、踊るのが楽しそうだなと思ったのと、理学療法士を目指すにあたって職業的に体を動かすので、大学では体を動かすことがしたいなと。でも、メジャースポーツの部活だと、中高で活躍した経験者に交じって部活をするのは大変だなと思ったんです。

そんな思いを持って迎えた大学合格の発表の日、キャンパスでチアリーディング部の可愛い先輩に話しかけられて「未経験でも活躍できるよ」と勧誘されたんです。これをきっかけに私はチアリーディング部に入りました。もし先輩に話しかけられていなかったら、きっとチアはやっていなかったと思います(笑)。

チアは単純に楽しくて、競技チアを中心に活動していました。たまに野球部の応援で踊ることもありました。競技チアと違って試合中ずっと踊らないといけないので疲れるんですけど、楽しくて元気が出るんです。この経験があるので、朝チアで応援することで自分が元気になれるのは想定できました。

「正しいより楽しい」「IQより愛嬌」

ーー朝チアの応援で元気が出るのは想定内でしたか?

かもんぬ:想定内でした(笑)。でも、チア部に入って選択肢や考え方の幅が広がったのは想定外でした。本業ではやらないSNS発信や朝チアやイベントでのスピーチは貴重な経験でした。ひとつひとつの経験が私のエネルギーを高めてくれます。

私はチア部に入った当初から「学級委員長」と呼ばれています。もともと真面目キャラで、そのキャラを変えたい願望をずっと持っているんです。でもチア部には真面目キャラのメンバーがいないので、逆に私の存在を有り難がってくれるんです。それも想定外ですね(笑)。

20代前半の頃から私を支えてくれている人生の先輩の言葉が印象に残っているんです。「正しいより楽しい」「IQより愛嬌だよ」。楽しさと愛嬌が加われば人生をもっと楽に生きることができるし、自分も周りもハッピーになるんだよと言われた気がしました。朝チアの活動を通してたくさんの出会いがあるので、人間関係を作っていく上で20代前半に教えてくれたこの言葉を忘れずいられたらなと思っています。

私にとってチア部は人生の一部です

ーーかもんぬにとってチア部とはどんな存在ですか?

かもんぬ:趣味でもあり、仕事でもあり、役割にもなっている感じですね。自分の人生の一部として、なくてはならない環境になっています。

私は先日、母親になったんですけど、できる限りチア部には関わっていきたいです。踊るだけがチア部の活動じゃないですし、結婚・出産というフェーズを経験すると応援する対象も変わってくると思うんです。チア部の副部長として運営にも携わっていますし、自分の経験を活かして多くの活動をしていきたいです。まずは生まれ故郷のにできた「AJO北海道☆朝チア部」の活動に力を入れていきます。

チア部にいて感じるのは「応援し合える環境の大切さ」です。互いを認め合い、応援し合える環境をもっとたくさん作っていきたいですし、チア部の活動を通じてより良い社会を作っていきたいです。