夫の見ている部屋・夫の自由時間│夫婦会議での気づき

我が家では、夫婦間の密なコミュニケーションが戻ってくるまで、「世帯経営ノート」を使い、毎週末、夫婦会議をしてきました。

そこで知った、夫の価値観と私の価値観の違い。

単純に、「夫と私は感じていることが違う」ということを認識できたことが、「夫とはもう分かり合えないかもしれない」「夫には私の気持ちなんて分からない」とあきらめかけていた私を変えたように思います。

「分かる」「分からない」以前に、単純に感じ方が違ったのです。

衝撃的だった、夫と私の価値観の違いをご紹介します。

家事編　～「汚い」の感覚が違う～

「汚い部屋」と聞いたら、どんな部屋を思い浮かべますか？

「汚い部屋にいるとストレスが溜まる」と言われたらどんな部屋を思い浮かべますか？

私の思う「汚い部屋」は、おもちゃや脱ぎっぱなしの服が散らかった部屋。

でも夫は？

夫：「ほこりっぽい部屋。おもちゃや服がころがっていても、気にならない。」

私：？！！？

ほこりっぽい部屋って・・・普通に人の出入りがある部屋ならあまりならなくない？？？

私が「部屋が汚くてイライラする～」と言ったら、広がったおもちゃを片付けず、よけながら、掃除機かける意味がようやく分かったわ。笑

ほこりっぽくはないけど、おもちゃの散らかった部屋。

そんな部屋に、私がなぜイライラするのか、夫には直感的には分からないということです😂

育児編　～イヤと言われることがツライ！？～

世帯経営ノートの中に、「子育てで大変・辛い・苦手と感じることはなにか？」夫婦で打ち明けあう設問があります。

私：「自分がメインで担っている」と感じて、その重圧がつらい

夫：「手伝おうとすると、娘ちゃんにイヤッって言われること」

私：！？！？！？

私：「イラっとするとかじゃなく、ツライの！？！？」

夫：「イラっとはしないかな～、あれ結構ハートブレイクしてるのよ」

そんなんでハートブレイクしてたら私のハート、ボロボロですけど！

と、正直思ったことは、ここだけの話。笑

イヤイヤ期の娘の「イヤッ」「自分で！(自分でやりたい)」にハートブレイクするピュアさをまだ持ち合わせている夫に感心した出来事でした。

自由時間編　～自由時間の定義が違う～

「あなたにとって自由時間とは何ですか？」

これも世帯経営ノートにある設問のひとつです。

私：自分が自由に使える時間。ひとりの時間。

夫：好きなことをする時間。

ふむふむ、、おおむね一緒か？と先の設問に進もうとした私に夫が一言。

夫：「ひとりじゃなきゃダメなの？」

私：！？！？！？

私：「え？ひとりじゃなきゃ自由に行動できなくない？娘ちゃんがうんちしたら自分の作業を中断して替えるし、お茶をこぼしたらすぐ拭きにいくじゃん。そういうのなく、自分の都合だけで自由に使える時間を想像してた。」

夫：「そういうことか。いやボクは、家族といる時間も自由時間に含まれてたんだよね～。途中でうんち替えることになっても、テレビついてたら自由時間みたいな、そんな感じ。」

私：「え、、じゃあ私って一日、自由時間の中にいるの？」

夫：「いや、そう言いたいわけじゃなかったけど・・。でも妻ちゃんの定義だど、妻ちゃん、全然自由時間ないね。」

えー！今初めて気づいたのー？

まぁ「自由時間の定義」なんて話し合ったこと、なかったもんね。

伝えてはじめて、気づく、伝わる

世帯経営ノートに掲載されている設問を進める形で、夫婦の対話が始まった私たち。

伝えあってはじめて気付いたこと、それは「伝えないと分からない」という、当たりまえだけど忘れがちな、そんなことでした。

夫婦って、好きになりあった時期があって始まる関係だからか、同じもの食べて、ひとつ屋根の下にいるからか、自分と同じ世界を見ていると思いがちです。

でも、見え方・感じ方が違うことは往々にしてある。

だからこそ面白いし、世界をひろげてくれる。

違いに気付けて、伝えあえたからこそ、そう思えるようになりました。

今回気付いた「違い」の数々をすり合わせていった過程も、少しずつ記事にしていけたらなと思っています。