防災の資格と仕事:1.防災士ってどんな資格?
防災に興味ある方、防災関連の仕事に就きたい学生さん、転職したい社会人の方は、もしかしたら1度は調べたことがあるかもしれません。
「防災関係の資格って何があるんだろう?」
「防災」、「資格」で調べるとざっと以下の資格が出てきます。
【公的な資格】
いずれも、特定の規模の建物において管理者を選任することが法律で義務付けられています。
・防火管理者(一財・防火・防災協会)※消防法
・防災管理者(一財・防火・防災協会)※消防法
【民間資格】
・防災危機管理者(日本防災管理協会)
・防災検定(一般財団法人 防災教育推進協会)
・防災士(日本防災士機構)
など……
この中でいちばん知名度がある資格は「防災士」だと思います。
で、気になるのは
「本当のところ、防災士って自然災害・防災系の就職に役立つの?」って話だと思います。
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あじさいです。
もうお盆のはずが本業のヒートアップが止まりません💦💦あれっ?今年は売り上げ下がるとか言われていたよね、繁忙度下がるんじゃなかったの……
夏休みの自由研究と防災絡めて記事を書こうと考えを練っていたものの、オリジナリティのかけらも、なんならひねりもなく断念しました。
せっかくなので、「非常食を実際に食べてみる」、「学校から家までの道で地震が発生したら危ない!ところがないか調べながら親子で歩いてみる防災さんぽ」がお勧めです。短時間で、しかもお金かけずにできますからねー。
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今日から数回に渡ってお伝えするのは、防災関係の資格で一番知られている防災士に関わる内容です。
「ぶっちゃけ防災士って就職・転職に役立つの?」という話。
昨今災害が起きている中で、少なからず防災系や自然災害系に進みたい学生さん、転職したい社会人の方がいらっしゃると思います。
そして、実際にはあまり周りにその手の人がいないこともあります。
あじさいも地震分野で「研究所」⇒「民間企業」に転職しましたので、その1人でした。
なので、今回紹介する話は実体験に基づく個人的主観が入ったお話です。
私は防災士、防災危機管理者を持っています。
おまけに日本赤十字の赤十字救急法救急員も取りました。あとは、奈良県の災害ボランティア証まで。
全て転職のアピールのためでした。。。
(当時、けっこう必死でした。)
(履歴書と職務経歴書の資格欄を防災系の資格で埋め尽くしたのは懐かしい話です。笑)
防災士とは
日本防災士機構のホームページによると
防災士とは”自助”“共助”“協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、 そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを日本防災士機構が認証した人です。
日本防災士機構Webより
と書かれています。
一言で言うなら防災に関する(浅く)幅広い知識をもった人という感じです。
防災士になるには
防災士になるには、3つの項目を満たす必要があります。
1. 日本防災士機構が認証した研修機関が実施する「防災士養成研修講座」の受講
機関によって異なりますが、2~3日の集合研修です。オール座学(眠い)。
テキストの項目のうち、12項目以上を研修で受講して、残りの項目は課題を提出します。
2016年にあじさいが受講したときは、テキスト読んで各項目200文字程度で内容について書くというものでした。当時は18項目くらいをまとめたので地味に時間がかかりました。
テキストの項目は2020年度から21項目+補講4項目のようです。
全て終わると、修了証がもらえます。
2. 日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」を受験し、合格する
1が終わると受験できます。
研修と同日に試験があります。
選択式30問、3択。80%が合格ライン。
持込み不可です。
2016年に受けたときは、意外と難しい問題が数題紛れ込んでいました。
3. 救命救急講習の受講
赤十字や消防署などで救命救急講習(3時間以上)を受講します。過去5年以内に受講していれば、有効です。証明書が必要です。
防災士にかかる費用
民間機関で受講するとトータルで6万円を越えます!意外と高いです。
ただし、都道府県や市区町村、大学等で受講できたりします。そうすると、大分手頃な価格で受けられます。この話は明日……。
今日は、防災士って何?というお話をお伝えしました。明日は、あじさいが防災士を受講した体験談をお伝えします。
最後までご覧いただきありがとうございました!
あじさい
参考:日本防災士機構のウェブサイト
https://bousaisi.jp/
tm△さん、ハートムーンさんによる写真ACからの写真 を使用しました。