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ヴェラ〜信念の女警部〜シーズン5

エピソード①届かぬ思い

海辺の貸し別荘地で爆発火災が発生。2棟が焼失し、うち1棟から女性の遺体が発見される。ヴェラと着任したばかりのエイデンは現場検証で、火元の棟で大麻が栽培されていることを発見する。その後オーナーのジムから、同居する妹のディーナと友人のサリーが行方不明であることを知らされる。事故が起こる直前、別荘ではオーナーの娘クレアの婚約者であるライアンの婚前パーティーが開かれており、2人も参加していた。

犯人はクレア(殺すつもりまではなかったらしい)と別荘に住む中年 
【解説】
クレアはサリーと自分の婚約者の仲を疑っていた。事実婚約者は不実な男で酒とSEXにだらしなかった。サリーをちょっと懲らしめるつもりでクレアはコテージのガス漏れ工作をした。だが、実際はサリーではなくディーナが来ていたのだ。
さらに同時刻 中年の男は たむろする不良連中を追い払おうとしてゴミに火を付けた。

ガスが漏れ出し充満したコテージ。酔って寝ていたディーナは気付かない。不運にも偶然外側から鍵がかかってしまう。結果 そこにいたディーナは閉じ込められ焼き殺された。

限りなく“事故”に近い犯罪事件 関係者みなわだかまりと不満を抱えて重たい空気
ひとりよがりでワガママなクレアはまだ幼くあどけない印象 

※このドラマシリーズには
貧しく退廃的な青少年が数多く登場する
高校にも通わず肉体労働に従事している子とか仕事も友人も趣味も無く、飲んだくれて荒んだ生活をしている子もいる雰囲気。進学率の高い日本とは相違点が有るようだ。

家族・兄妹でも永遠に分かり合えない場合が有る。ましてや不景気で閉塞感の漂う地方都市で大人たちは飲んだくれて二言目には暴力をふるうのだから〜少年達が明るく前をみて生活する事はむずかしいのだとおもった。


エピソード②過去からの告発

ホロウソープの森で白骨化した若い女性の遺体が発見された。一緒に埋められていた所持品から、1984年に当時17歳で失踪したキャリー・テリングであることが判明。殺人事件の可能性が高かったことから、ヴェラとエイダンは、当時、失踪届を出していた父親のウィリアムの元を訪ねる。そこは炭鉱の町で、84年は炭鉱ストライキが行われ、労働者と警察官の激しい衝突があったことから、ウィリアムは警察に嫌悪感を抱いていた。



【ネタバレ】元刑事ジョニーが犯人でした。キャリーの母親は当時潜入捜査中のジョニーと不倫してました。ジョニーはキャリーに
自分の不倫や“ストやぶり”の捜査に支障が生じる写真を撮影されたので彼女の首を絞めて
口封じをしたのです。
【感想】森に埋められ20年以上放置されたキャリー。その娘の帰りを待つウィリアム。腐った警官は悪事をはたらきそれを隠蔽する?ヴェラ警部の忖度の無い捜査 元上司だろうと一歩も引かない鬼の執念がかっこよ

英国史上最大の遺恨と言われる“炭鉱労働者への警察組織の『不当な介入』”の史実がテーマの問題作でした。犯人役の元警官が実に嫌らしく憎たらしい。


エピソード③父と息子

ライアー牧場の汚水槽の中から男性の遺体が発見された。重りを着けられていたことから殺人と断定。ヴェラは身元の特定を急ぐ。発見者は牧場主のダニー・プライアーと従業員のミロシュ・ベキリ。この牧場は出稼ぎ労働者を日雇いで集めており、この日はゴランとザミールの2人が雇われていた。彼らについて調査したところ、ゴランは銃の密輸に関与。ザミールは深夜タクシーの運転手だった。【ネタバレ】犯人はミロシュ。牧場主のダニーは無精子症 息子(トビー)の本当の父親ボビーが殺害されたのです。

【感想】殺害動機がちょっとよくわからなかった。コソボやセルビアからの難民の現状?とか東欧諸国の出稼ぎ労働者の手癖の悪さ問題? ゲイで聴覚障害者のボビーは何もしてないのに家を追い出され〜高校教師の産んだ実の息子と触れ合っていただけなのに殺された。意味がわからない話し。
子どもひとりに大人が・・よってたかって大騒ぎ・・してたのか? 登場人物全員殻に篭っててネクラで農場は汚くてウンザリ笑

エピソード④家族の裏側

オーウェン・ソーンが駐車場の屋上から落下して死亡した。オーウェンは、プロムに出席していた娘のライラを迎えにきたところだった。遺体の状況や駐車料金を払っていたことから、自殺ではなく他殺だと睨んだヴェラは殺人事件として捜査を開始。オーウェンは、妻のエリーと養子のキャメロンとライラの4人家族で、幸せな家庭生活を送り、事件に巻き込まれることなどないような人物だったが…。

【ネタバレ】犯人はオーウェンの過去の恋人グロリア(彼女は彼の娘を独りで養育していた)血を分けた娘なのに?まったく顧みないオーウェン。彼は娘のバースデーをドタキャンして、ブロムに参加した養女を迎えに行った。グロリアの怒りが頂点に達し、殺意が芽生え、ビルの屋上から突き落としたらしい。
【感想】日本にも養子縁組制度は有るけど基準がきびしく実例をあまり見かけない。欧米では本作のオーウェンのように実子がいながら養子をポンポン迎える事も可能なようだ。
グロリアは完全に心が壊れてしまって〜取り調べ中も一切『後悔の念』や『元カレへの思慕』を示さなかった。いっそ誰も愛さない方が平和なのか?

以上

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