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オンライン授業を見ていて、ついていけない仕組みが見えた日

おはようございます。
今日は、学級閉鎖でオンライン授業がありました。

一つは社会。もう一つはに国語。
社会は興味のあるなしに関わらず、授業の意味が分かり、
国語は半分以上、ついていっていませんでした。

息子はどの発達検査のテストの面談でも国語が嫌いと言っていました。
結構国語力あるけどな、漢字があるからかな?と思っていたけれど、
「だから息子は国語が嫌いなのか!」というのが腹落ちした気分です。

社会の授業では先生がパワーポイントに常に今話したい大枠を
大きな文字で表示してくれながら
(とはいえルビがなくて一部読めず困っていたけど)

その内容について話していました。
そして時々、大事な事を大きな声でいったり、
「ここまで分かりますか?」と聞いてくれました。
さらに前の日にこういうことをするからね、とメールが来ていました。

それに対して、国語は
画面に色々なイラストがあって、生徒の質問や感想に答えながら
「これって何で分けれると思う?」
と子ども達に声で問いかけ、子ども達が口々に発言するスタイル。

一見すると、国語の授業の方が子ども達は楽しいと思うしよくできている。
さすが国語で定評のある先生の授業だ!という感じ。
私が小学生ならこういう授業を受けたいと思うような内容でした。

でも息子を見ると、反応は真逆でした。

 社会の時は事前にこういうことをするよ(日本文化に関係するものを家から探して見せる)と聞いてワクワクしながら待ってる上に、
パワポの文字が読めるので言ってる事が分かり、授業にかなり参加できていました。

一方国語は先生の質問の前に話された内容と子どもの掛け合いがまず聞き取れず。
その流れで「何を聞かれて、何を考えてみて」と言われているため、
問いがそもそも聞き取れない。
結果、他の子ども達は反応する中、集中が切れて他の事をしてしまっていました。

先生が他の子の声を聴いて、イラストを分けるべく動かしている。
でも息子は類推が弱いので、画面を見るも、何をしているのか、自分が何をしたらいいか「確証」を得るまで黙っている。
(かえるとかパンとかきれいに分けきれないものが存在するので迷ったそう)
困って迷って飽きて、また迷って飽きて。
なんならパソコンをいじって遊んでいる時間の方が長い。
見かねた母がフォローしたら
最後の方、ちょっとだけ参加していました。

そして案の定、先生が本当に伝えたかった「分類の視点」も、
流れの中で説明されて彼には届いていませんでした。

こうやって色んな場面で、
そもそもの考える機会や概念を学ぶチャンスを彼は経験するすることができず、「言ってることが分からないからあきらめた」という表現になるのだなと感じました。


一方で漢字では息子の特性がさく裂して悪循環になっていました。
先生はすごく分かりやすく、口で説明しながら
漢字の書き順を書いたり、読みがなを教えてくれたりするんですが、
・・・本人が書き順を先に書きたいと思っているので、先生の言葉が最後まで届かない。

授業参観を見ることで、検査をしてくださった言語聴覚士の方が言っていた
・事前に内容を知っておけるといい(方向性)
・問いやしてほしい指示が文字で表示されていて、本人が聞き漏らしたり、忘れても見直せる場所があるといい
といっていた、配慮の有効性をとても感じた1日でした。

一方で
・聞く力を伸ばす
・指示や問を読む力を伸ばす(読解&漢字の読み)
・分からない時に質問する力をつける、
・学校で使うはずの概念習得に使う脳の訓練(意味を理解して思考する)

などは、家でフォローする必要があるなと改めて思いました。

オンライン授業、そばにいられて本当によかったです。


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