息子のロマン:リアルな刀や剣が作りたい
小1の息子が何年間も追い続けている夢があります。
刀・剣を作ることです。
noteでロマンあふれる記事を読ませていただいたので、今日はそのことについて書きます。
読んだnoteはこちら
息子が剣が好きになったのは3歳。
山で木の棒を使って始まった戦いごっこがきっかけでした。
自宅でも百均で剣を買ってもらっては使いつぶすのを見た母が、
色々な大人の事情から「自分で作ってみたラインじゃない?」と言ったのが始まり。
新聞紙を使って作った棒で汗だくになるまで戦いごっこ。
これはこれで楽しいけれど、彼のロマン心が満たされる剣はちょっと違う。
ネットで検索しろと騒がれ見つけた鬼滅の刃の刀。
アイロンビーズで作り続ける日々が始まりました。
しかも立体。
でも簡単に折れる。戦わなくても折れる。
何時間も費やしては壊れてさみしそうに転がっている刀をみた母は、
段ボールや百均素材を使った刀作りを提案してみました。
かっこいい絵を描いて飾るという選択肢は彼にはありませんでした。
そう、彼は立体にこだわる男だったのです。
年長の間、彼は刀を作り続けました。何十本作ったか分からない。
とにかく具体的。ネットで検索させ、こんなのを作りたいとほがらかにいうのです。そこからが大変。
始まると半日以上、かかりっきり。
コスプレイヤーの方々の刀作りを参考にし、より硬さをリアルにするために芯を入れたこともありました。
そのうち剣道の竹刀は竹で、
鬼滅の刃の刀は木刀で作られていることに気が付き、
木を切り削ったり磨いたりすることを始めます。
縄文時代の石斧を作りたいと言い出し、川に石を拾いに行き、
木に穴をあけてくりぬくのを手伝ってもらい、石斧を完成させたこともありました。
けれども彼は刀や剣には光っていてほしいのです。
アルミホイルで刀を作って焼きたいと言い出し、ほぼ1日叩いている日もありました。でも家の火は火力が足りない。
刀や剣を作ってみたい。
その情熱はつねにあるものの、鍛冶体験をさせてくれるところは対象が10歳以上ばかり。(作業工程を見ていると当たり前。10歳でできるの?と思うほどです)
彼の刀・剣を作りたい熱が過熱する度に、色々作るのですが
毎回リアルさ不足で一足飛びに金属を扱いたくなり、
年齢や状況の壁に阻まれて落ち着くのです。
7歳が色々試行錯誤できるできる道は何かないのか。
刀熱が飛び火し、母も色々見る癖がついた結果見つけたこちらのnote。
もちろん7歳にできるものではないのですが、なるほど!こういう工程もあるのか!と心が躍りました。
CADの知識もないのに3Dプリンタなんて夢のまた夢と思っていたけれど、
スキャンする方法もあるんだ。
調べてみよう。
都さん、メルタさん、本当にありがとうございました。
実際にロケット作りをされている植松勉さんが、
小さいころからロケットや飛行機が好きで段ボールや身近な素材で作っていたけれど、実際のロケットは構造が違うだけと気が付いたとおっしゃっていたことがあって、心に残っています。
見本がないと作れなかった息子も、学校のイベントでお化け屋敷を作った時、一人で大きなカマを作り上げていて頭の中のイメージを具体化することができるようになってきました。
何がどうつながるか分からないけれど、彼の夢がどう育って変化していくのか楽しみです。