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目の検査をしていただいた話

息子のWISCーIVのテストの後、
何をしたらいいか道が見えなかった時の話です。

知覚推理と処理速度が低く、
「板書は彼にとって難しいでしょうね。」と言われたものの、
住んでいる町にはLDを見れる病院や施設がないと言われました。
(その後別のルートから紹介いただけることになるのですが)

8月からビジョントレーニングはしていたのですが、五里霧中な気持ちで
先が見えない中、ただ歩いているように感じていました。

そんな時。
ある親御さんが「対処療法も大事だけれど、そもそも目に原因がないか調べたの?」と言ってくれました。

聞くと、
「通常の眼科は遠距離の視力の有無や斜視は調べられるけれど斜位は見ない。状況によっては文字が曲がって見えてたり、近距離だとピントが合ってないかもしれないよ。オプトメトリストの方に見てもらったら?」
とのこと。
※オプトメトリストとは、眼の機能を検査して、視力の問題や眼の異常をみつけたり、メガネやコンタクトレンズを扱うの方の事をいいます。

その方も我が子は思っていたのと実際は違うことがその時分かり、
眼鏡を作る事ですごく状況が変わった話をしてくれました。
その方が自分で何年も試行錯誤して集めた情報をシェアしてくださるありがたさ。。

紹介くださった方のHPを見て、その想いや知識に試行錯誤に度肝を抜かれました。
高速で片道〇時間。
行けないことはない。
(過去に利用者の方がブログなどで書き、問い合わせが増えすぎたとのことで、念のためお店の名前は控えております)

我が子も同様に変わるかは分からない。
でも目にもし困りごとがあれば、解決できるこで楽になるかもしれない。

そんな思いで高速を走らせたのでした。
実際に会ってみると、先生はとてもおだやかな方でした。
テンパっている私の話しをしっかり聞いてくださいました。
我が子にも穏やかに話しかけてくれて、それがまたうまい。
初対面で照れやすい我が子が、びっくりするくらい自然に話していました。

その結果、
「見えるけど、しばらくすると目がぼやける。目をこすったりぱちぱちするとまた見えるよ」という新事実が発覚。

え、そうなん!?

そして検査をしていただいた結果、
「外斜位があり、目をあける度に筋肉で焦点を合わせている。
それに必要な目の筋力が、希望値の半分しかない」

ということが分かったのです。
特に手元40cmに焦点を合わせるために必要な筋肉量がより少ない事が判明したのでした。

音読をする時に場所を見失ったり、読んだ後に疲れたり、
目をよくこする理由の一因が分かったかも・・・・。

その上で「筋力は成長の可能性があるので眼鏡を作るかどうかは少し様子を見ましょう」という結論になりました。
(検査だけはされておらず、眼鏡を作る前提で検査をされています)

8月から始めたビジョントレーニング(目の運動)に、先生が下さった道具での寄り目の練習が追加されました。

追加した数週間。
最近、ちょっとより目ができるようになってきた息子君。

朝、学校に行く前に目の体操と寄り目の練習をして学校に行くようにしています。運動中に話しかけると目の動きが止まるので、原因は外斜位だけではないだろうなと思いますが、なんだかいい感じです。

目の筋トレをしたら息子君が楽になるかも!と思うと、母のモチベーションも違います。昨日の投稿のように、本人もなんか調子よくない?という事があると、本人もモチベーションがあがるようです。

紹介してくださった方の
「本当に識字障害なの?ボトルネックが目にあって、見づらい状況で子どもは日々、頑張ってるかもしれない。WISCの結果だけではどこに原因があるかは分からないよ。切り分けしてみたら。」の一言に、足を向けて寝られない今日この頃です。


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