私の『#旅する日本語』まとめ
ありのすさんがやっていたので、私もこれまで書いた『旅する日本語』まとめてみました。
今のところ7本。まだひと月あるので、残りも徐々にやって全部書こうかと思っています。そんな「#旅する日本語」の、400字で語れなかった蛇足的な何かです(笑
上から二つ『思い出の正解は『広縁』』と『暑がりな待ち人』がお気に入りです。
■「#追懐」(ついかい)・・・昔をなつかしく思い出すこと。追想。
旅行についてあれこれ考えている時に、たまたま拾った豆知識。
『旅館の窓際の場所って「広縁」って言うんだ』
というのを足掛かりにして、それ自体をキーワードにしたらどうだろう。と最初のセリフが生まれる。「広い縁側」なんだそうです。
これから書くやつもそうだけれど、今年はとにかく、『空気を入れる』ってことをずーっと考えていて、音とか風とかそういう表現が多めになっております。
■「#涼み客」(すずみきゃく)・・・夏、涼を求めて涼しい場所へ繰り出す人。避暑客。
これは、どこから考えたんだったか。
そうそう丁度お盆だったから、お盆の話にしたい、というのがあって、ちょっと変わった風習があるところはないだろうか、と思って調べたのです。
どこかに旅する、そしてお盆、となれば自然と実家が出てきて、そこの風習があって、さあ誰をしのぶのか。という感じで話が出来ました。
■「#万福」(まんぷく)・・・幸福の多いこと。数え切れないほどさまざまな幸福。
わかる人ならすぐわかる。
舞台のイメージは苗場はフジロック。もちろんホテルは苗場プリンスホテル。ホントにすぐ横なんですよ。とはいえ、実際には音が聞こえるほどではないと思うけれど。
抽選当たらないと泊まれないので、今のところ泊まったことはないです。お値段も高いしね(笑
でも一度は止まりたい憧れの場所です。
■「#麗らか」(うららか)・・・心にわだかまりのないさま。おっとりしているさま。
お酒飲んで、おいしいモノ食べているときが一番わだかまりのないときでしょう。という現金な発想に基づいております(笑
というか、ちょっと似通った感じのテーマ多くないですかね今年の旅する日本語。舞台を変えればいいとはいえ、ちょっとその辺の差別化に苦しんでいたりします。
■「#和煦」(わく)・・・春の日の暖かなこと。また、そのさま。
和煦……わく……わくわく?春にわくわくする感じ?
という、完全なる言葉遊び、ことオヤジギャグ一本でできております(笑
でも、うちの子もまだ背が足りなくて、ジェットコースター乗れなくて悲しい顔をしていたなぁ、というのをこの辺で使っております。
あと、遊園地のイメージはナガシマスパーランド。
■「#途立つ」(みちたつ)・・・出発する。旅の途につくこと。
旅行に行く、どこかに行くだけだともうひと工夫したい。
帰ったところがスタートだ、というのでどうだろう。そんなことを考えて書きだした。書き出したのだけれど、これが結構難産で(笑
最終的に、上下なんとなく対比させる形になったのは、偶然の産物に近いです。
新婚旅行イタリアだったんですよね。
■「#六月柿」(ろくがつがき)・・・トマトの別名、古名。
これは、トマトってキャッチーなネタだけれど、使うのが難しいな……そうだトマト自体を旅してしまえば……という感じですね。
ホントは、並べたトマトを二つ登って、紆余曲折感出したかったのですが、字数の関係で一山になりました。
ホントはもっとこういう突飛なものも書きたいのですが、選ばれづらいよね……という打算に基づいて避けていたりします。
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たかが400文字、されど400文字
というのが旅する日本語のいいところですね。
だいたい自分をイメージするので、家族と子供の情景が多いのですけど、字数の関係で削られていることが多いのが個人的にちょっと面白いです(笑
さて、残りが4つかな。頑張ってこなしていきましょうか。