「面白いマンガ」が知りたいのなら……
定期的に話題になることに、
「面白いマンガを探るときに、頼りにしている人やサイトなどはありますか?」
という話題があります。わたしも含めて、みなさんも読んだことがなくて面白いマンガには興味津々。お手軽にそういった情報が手に入るならのどから手が出るほど欲しいものです。
それで上の質問があったときにわたしがどう答えるかといいますと、「一番頼りになるのは、自分と趣向の近い人を探すこと」と答えることにしています。
マンガに限らず、コンテンツの沼は限りなく深く、広いものです。
マンガに関して言えば、その日一日に限ったところで何十という新刊が出ています。その中から自分の好きな「ごく一部」のコンテンツの情報を集めようとするのですから、もう、それは自分と同じような趣味の人を持ってくるしかない。そう考えているのです。趣味がかぶる姉弟とか姉妹とかがいると強いのはこの部分ですね。
ジャンプのマンガしか読んだことのない人が、あるとき唐突に少女マンガを読んで、「これ面白くない」と言ったとしても、100%ありのままに真に受けなくてもいいと思いませんか?
もちろん普段読まないだけで、じつは感覚としては自分と近かったりする可能性はあります。しかし属性を知っていれば、その情報の信ぴょう性をある程度判断できるのです。
作品を読んだときにどう感じるかはその人次第です。どんな感想でも尊重されるべきです。
ですからここでいう信ぴょう性というのはあくまでも「自分」にとって「そのマンガが面白いかどうか」を判断するうえでの信ぴょう性になってきます。not for meかどうか、ということですね。
幸いにも現在はツイッターやWEBを周回すれば、いくらでもマンガの情報を発信しているサイトや人は出てきます。インスタやTikTokでもマンガの紹介をする人はいますし、そういう人を探しだすことは難しくありません。
しかし人気がある人が必ずしも自分に合っているとは限りません。
あくまでも人気のある人は、広く訴求できてきたという実績があるだけで、自分の感覚と同じかどうかは自分で確かめなければわからないのです。
では――、どうやって感覚が近いどうかを確かめるのか。
これも難しくありません。自分の好きな作品や嫌いな作品をその人がどう言っているかを確認してください。そもそもその作品を読んでいるか。そして自分が面白いと思ったポイントや面白くないと思ったポイントをどのようにに感じているか。
そんな感情の動いた部分を見ていけば、自分と近い感覚なのかどうかというのは見えてくるものです。
もちろん違っていたらダメというわけではありませんが、自分と同じように感じてくれる人の感想は頼りになります。「その人がすすめているなら、間違いないだろう」という買い方ができるようになりますし、なによりハズレにくいです。
次、マンガを買うときの基準として、ひとつの信頼できる情報源を得ることができるのです。
マンガの海はとにかく広いです。
そしてお金も時間も限られているもの。……あ、悠々自適で遊んで暮らせる石油王の方がいらっしゃったらこの記事はnot for meなのでブラウザバックでお願いいたしますね。
とにかくそんな状況ですから、的確に、効率よく、自分が好きなマンガにリーチしたいというのは誰もが抱える願いです。そのために自分と近い感覚の人を見つけましょう。それが自分にとってもっとも信頼できるマンガの情報を得ることができる手段だとわたしは思っています。
――で、そんなことを考えたときに、じゃあ「わたし自身は現在どんなマンガが好きで、どんなマンガを好んで読んでいるのか」ってちゃんと話したことがなかったなぁと思ったので、その辺はまた書こうかと思います。