【500字コラム】知らないものは知ることができない
いつでも新しいなにかを求めている。
知らなかった知識や考え方を与えてくれる。そんな瞬間を一番愛していると言っていい。もちろんすでに大好きな作品を読みかえして、何度となく咀嚼するのだって楽しい。しかし、どちらかを取るかと言われとき、私としては未知のなにかに触れる喜びのほうをとる。
でも、ここには物理的なハードルがある。
知らないことは検索できないのだ。
もちろんサブスクで、大雑把にこういうジャンルで……と投網すればかかってくるものはある。誰かが発信しているサイトで、自分と水のあったサイトなどがあれば、そんな情報も役に立つ。しかし、どれも知りたい情報をダイレクトに知ることはできず、手間と時間にかかる方法であることは間違いない。
不便さを感じると同時に、思いだすことがある。
一昔前、情報はすべてそういう類のものだったはずだ。でも検索すれば、大体の情報は簡単に手に入る時代になってしまったがゆえに、新しくて、未知の情報に触れることのハードルが上がってしまったように思う。現実的には下がっているにも関わらず。
誰か、知らないことを検索できる装置を開発してくれないだろうか。
そのためなら私は魂を売ってもかまわない。
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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)