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【新社長就任】理想とする景色
こんにちは!採用担当の下川です。
2025年度から味一番フードでは、専務の村上良一が代表取締役社長になり、村上良邦が代表取締役会長に就任しました。
今回は代表取締役社長に、今のお気持ちや今後のビジョンを聞いてみようと思います!
味一番フードのリーダーとしてどんな風に会社の将来を考えているのかを知ることで、企業風土や価値観が伝わるのではないかと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。
就任して思うこと
ーー村上新社長、今日はよろしくお願いいたします!
村上社長(以下、村上):よろしくお願いします。
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ーー早速ですが、就任されて何か気持ちの変化はありますか?
村上:そうですね…今までとそれほどやることは変わらないんですが、関わる人たち、特に会社の中で一緒に働いている方々の影響力や取り組みについて、より考えるようになったと思います。
そして自分が見ている景色や考え方をどう会社全体に浸透させていくかを、強く意識するようになってきました。
関わる人たちへ目的を共有してもらい、みんなで少しでもそこに近づけるようにしていくことが大事だと考えています。
ーーそうですよね。まずはリーダーが思い描く会社の未来図を全社員が理解することがとても重要ですね。
目標として思い描く景色
ーーではその村上社長の「見ている景色や考え方」とはどのようなものか教えてください。
村上:そうですね、私が今会社のあり方として思い描いている景色は、分かりやすく説明すると川をイメージしています。
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川上から川下に向かう先には企業の目的があり、その企業の目的に向かって広い川幅の中で思い思いに考え進んでいくイメージです。
川の流れが速いところではノウハウを持っているベテランが先導し、穏やかなところでは若手が存分に挑戦するといったように、それぞれの特性や経験を活かしつつ、時代の流れや変化に柔軟に対応しながら、ゴールに向かって着実に進んでいきたいと思っています。
もちろん先のことは誰にも分かりません。川幅が突然狭くなったり曲がりくねったりすることもあると思います。それでも今まで培ったノウハウと客観的なデータや傾向を勘案して、時代の変化に合わせながら、あるべき姿に近づける行動を取ることが大切だと思っています。
重要なのは、あるべき姿に近づけるために「何を考え、どう挑戦(行動)する」という姿勢です。社員一人ひとりが得ているノウハウや情報から何を考え、どう挑戦しトライアンドエラーを繰り返し成功に近づいていけるかを期待しております。
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今後理念やビジョンを実現するために具体的な数値目標を練っていきます。数字に期限を付けしっかり入れ込むことが重要だと考えています。
▼理念やビジョンを詳しく書いた記事はこちら
日々の業務では毎月の食材費や人件費、売上目標の達成具合など、目先の数字に追われることが多いです。それも大切なことですが、その先の「自分たちはどうなりたいのか」というワクワクした夢の部分を、もっと皆と想像し語り合っていくことがそれ以上に重要なことであると感じています。
ワクワクした目標が実現するためにどんな会社でありたいのか、どんな働き方ややりがいを社員の皆さんに提供できているのか、その結果どんな評価をお客様からいただいているのか、そういったあるべき姿を具体的に描き、そこから逆算して今は何をするべきかを考えていこうと思っています。
課題
ーーではその目標を実現する上での課題は何ですか?
村上:課題は2つあります。
1つは「誰もが普通に頑張れば成果に導くことが出来る業態の土台(プラットフォーム)作り」、もう1つは「人材の採用・育成」です。
1.「誰もが普通に頑張れば成果に導くことが出来る業態の土台(プラットフォーム)作り」
これは社員さんを根性論で常に酷使し続けて成り立つビジネスモデルではなく、普通に頑張れば当たり前に良い成果が出せる仕組み(プラットフォーム)をどう作り上げるかということです。
ビジネス全般に言えることですが、効果的かつ持続可能な商売を構築していくことが会社トップの大切な業務でもあります。
事業の構造的な部分は会社のトップが中心になって考えるべきですが、現場レベル業務については、現場の人たちと一緒に仕事のやり方や負担軽減について試行錯誤しながら積み上げていく必要があります。そのためにも風通しの良い風土が欠かせません。
2.「人材の採用・育成」
もう一つの課題は、どうやってビジョンに共感してくれる仲間と出会い(採用)、どう彼らが自分事として課題に挑戦し成長し続けていける会社の文化を作り上げていくかです。
もっと現場の人たちの意見と、会社としての想いを合わせた取り組みをすり合わせ作っていかなければいけないと思っています。
最終的に目指すのは、たとえ多少抜けた社長だとしても仕組みとやる気に満ちた人材によって会社が良い方向に向かう状態を作っていくこと。それが理想の姿だと考えています。
ーー現場あっての企業ですから、会社としての想いをしっかりと念頭に置きながら、現場と一緒に課題と向き合っていくことが大切ですね。
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成功への可能性があるからこそやる価値がある
ーー社員に向けてメッセージをお願いします。
村上:これまでの経験やキャリアがある人ほど、今の急速に変化する環境は大変だと思います。
タブレットや配膳ロボといったデジタル設備の導入や新たなオペレーション改革により、これまでの仕事のやり方と新しい取り組みをどう組み合わせていくかを模索しなければならない現状があります。
こういう難しい課題に、社員としては「作業」ではなく「仕事」をしてもらいたいと思います。
「作業」は決められたことを決められた通りに業務を行うのが「作業」です。ですが「仕事」というのは、会社の理念やビジョンというゴールに向けてある意味答えのない答えを求めていくことが「仕事」になります。
店で言えば、新しい状況や設備の変化の中でどういうやり方が最適かを考え、更には人材を育てることによってどうしたら戦力としてお店のために頑張ってくれるかなどを、考え模索していくことです。
社員の皆さんには、そうした価値のある「仕事」をしてもらわなければいけない時代になってきたと感じています。
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ただ、それを全部丸投げするつもりはありません。会社としても、その現場が働きやすくなるためや負担が和らぐことができるようなことにはサポートを惜しまないつもりです。
答えという明確なものはないので失敗を恐れて行動しないのではなく、成功への可能性があるからこそやる価値があると思って、勇気を振り絞っていろんなことに挑戦をしてほしいです。
ーー「成功への可能性があるからこそやる価値がある」、なんだか宝探しのようでワクワクします。
村上社長、インタビューにご協力いただきありがとうございました。
まとめ:採用担当より
いかがでしたか?新社長就任というなかなかない機会をきっかけに、味一番フードのリーダーとして考えていることを詳しく聞くことが出来たと思います。
リーダーが思い描くこれからの方向性がわかり、私も自分の役割での目標がより明確になったと感じました。
「何を考え、どう挑戦(行動)するか」「成功への可能性があるからこそやる価値がある」、この言葉を常に頭に置きこれからも仕事に打ち込みたいと改めて思います。
「仕事を通して自分自身を成長させたい!」
という方はお気軽に採用サイトからご連絡ください。