どーもくん
が大好きです。
NHK-BSのマスコットキャラクター「どーもくん」
うさぎのうさじいの住む洞穴に突如転がり込んできた巨大な卵が孵化し、卵から出てきたのは四角くて茶色い大きな体にこれまた四角くて開きっぱなしの真っ赤な口にギザギザの歯。うさじいがとりあえずもてなそうとお茶を出し、テレビをつけた時に映った元NHKアナウンサーの山川静夫を真似て「どーも」とだけ喋ることができるようになります。
それからコウモリ親子のしのぶともりおと共にうさじいの家に居候するように。
よく食べよく寝る。そしてよく泣く。
テレビの観すぎでうさじいに怒られたり。
近所に住んでいるガールフレンド、イタチのたーちゃん達と仲良く(?)日々過ごしています。
そんな日常を描いたアニメ作品シリーズもあります。
なんだそれ。なんとも愛らしい。可愛い。本当に可愛い。恐ろしく可愛い。当時のアニメーションもほんっとうに可愛い。
この記事を書くためにアニメを見返しているのだが口角が上がりっぱなしで困る…っ、
そのどーもくんの過去をアニメーションにした作品が「どーも はじめて物語」です。
ん?過去?テレビのマスコットキャラクターに?
いやいやいや、舐められては困るのだ。(何様)
彼に…というか、彼の先祖たちにとんでもなく悲しくて辛い過去があるのはご存知でしょうか。
あー…駄目だ。この話すると泣いちゃうんだよね。
是非本編を観てほしいな。
実はどーもくんには結構しっかりと作り込まれた設定や物語がある。あんま設定とか言いたくないんだけどね笑
どーもくんはいつからいるのか。
どうしてひとりぼっちだったのか。
どうしてリンゴが嫌いなのか。
このあとの内容は本編にガッツリ触れるので、できるならアニメ本編をなんらかの手段で観終わってから再び戻ってきてほしいな。
※ここからネタバレ注意
実は!どーもくんは氷河期より前の時代からいたヘンテコな生き物。
そんな昔からいた生き物だったことにまず驚きです。
そう。ものすごくたくさんいたのです。笑
1匹だけではなかったのです。
あの四角くて茶色い生き物は。
(ここアニメ本編とっても可愛いので是非。)
恐竜や仲間達と日々楽しく生活していたのです。
仲間のポージングをモデルに、木にデッサンしてみたり、花を摘んだり、木の皮を使ってそり遊びをしたり、恐竜の口や背中に乗せてもらったり。
とある一匹がリンゴの木を見つけます。
初めて食べるリンゴの美味しさに夢中になる生き物たち。
よほど美味しかったのでしょうなぁ。
たちまち噂は広まり仲間たちとみるみる平らげてゆきます。
そう、このヘンテコな生き物たちはリンゴを食べると眠り続けてそのまま起きることはないらしい。
あまりにも衝撃的な事実。
そんなこととはつゆ知らず、残された仲間たちはたくさんの涙を流します。
ずっと仲良く一緒に過ごせると思っていた仲間たちが突然眠りから覚めなくなってしまったのです。
本当に本当に悲しくて寂しい。
リンゴを食べず残された仲間たちはどこか知らない山の奥の方へ移動をします。
やってくる氷河期。
恐竜たちの生きた時代はここで幕を閉じます。
物語の最後、まだ孵る前の卵の中で眠るどーもくんの姿が。
厳しい氷河期のなかを卵の中で生き抜いた最後の1匹が、今のどーもくんなのでしょう。
もしくはこの地球のどこかで…
これでこのアニメ本編は終わります。
この物語を知ったあとにどーもくんのアニメを観ると、うさじいが世話を焼いてくれて、コウモリ親子にも見守られて、仲間が周りにたくさんいて、幸せそうに暮らしている今のどーもくんがより一層愛おしく感じるのです。
ご先祖様たちの分まで
たっくさん幸せに過ごしてね。どーもくん。
なんて、仲春アジのどーもくん愛の話でした。
かしこ。
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