「絵文字」の利用で気をつけた方が良いこと、安全な使い方について
こんにちは、アジャラカです 😀
OSがアップデートされるたび新しい種類が増えるなど、Emoji(絵文字)は今や世界中で表現に欠かせないツールになりつつあるかと思います。
文章だけでは伝わりにくいニュアンスや感情を伝えるのにとても役立つ Emoji ですが、使い所によっては注意が必要だと考えています。
😰 多くの Emoji には著作権や使用ルールが存在する
Emoji は一般的に Unicode の仕様に則って実装され、環境が変わっても(主要なものは)伝えたいメッセージが何なのかを正しく伝えることができますが、イラスト表現そのものは作成した組織や団体が権利を持ち、多くが自身の提供するプラットフォームでの利用を想定されています。
わかり易い例だと、Apple はアプリやスクリーンショットにAppleのEmojiを含めることを禁止 しています。 入力されたテキストとしての Emoji ではなく、イラスト表現として扱うような利用はダメ、ということなのかなと思います。
Slackも、少し前までリアクションに 色々なプラットフォームのイラストセットを選択できました が、今では利用するOSに紐付いた Emoji のみとなっています。これも、問題を指摘されての対応なんじゃないかと思われます。
基本的にイラスト表現としての Emoji は、自身が権利を持たない画像を扱う時と同じような認識を持つのが良さそうで、
・スライドや資料にアクセントとして加える
・勝手な改変、加工を行う
・印刷してグッズを作る
というような利用には注意をした方が良いと考えられます。(特に最初のものに関しては 漫画のコマ等をアクセントとして資料に使うのは良くない のという話と割と近いんじゃないかと思います)
「じゃあ気軽に使える Emoji はないのか? 🤔」というと、
実は柔軟なライセンスで提供されているものがいくつかあります。
😍 オープンソース絵文字 「Twemoji」
「Twemoji」 は Twitter が提供する絵文字ライブラリで、オープンソースで提供されています。Twitterの画像ステッカーなどでよく登場するので、見覚えがあるイラストだと思います。
コード部分の利用は MITライセンス 、グラフィック部分は CC-BY 4.0 と、
利用箇所によって条件は変わりますが、商用利用も可能で非常に柔軟で使いやすい印象を受けます。
また、更新頻度も高く、最新の Unicode にも対応して新しい Emoji もどんどん利用できるのも大きな魅力の一つだと思います。
これ以外にも「EmojiOne」をはじめ、様々な絵文字ライブラリがあるので、ぜひ気に入った見た目の Emoji を探してみてはいかがでしょうか(利用の際にはライセンスを一読することをおすすめします)
😌 まとめ
・イラスト表現として Emoji を使う際には権利やルールに注意が必要
・自由度の高いオープンソース絵文字を活用するのがオススメ
それでは、楽しい絵文字ライフをお過ごし下さい! 🎉
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"Twemoji" by Twitter, Inc and other contributors is licensed under CC-BY 4.0