できるだけ目立たずにつづくをつくる、と1月5日の日記
昔から『目立つ』ことがニガテだったんです。
「かけっこ」とか、「水泳」とか、とにかく“人と競うこと”がキライ。
勝ち負けって、たしかに結果はハッキリするけど、その結果を踏まえてうまくやれるほど人間ができている人って、あんまりいない気がするんです。
だけど、社会がそれを許さないのも確か。
話はとぶけど、会社の「会議室」って、遠慮と忖度の応酬なんじゃないかなぁと思うんです。
誰かを勝たせないと、永遠に終わらないんじゃないかとすら思ったりしますね。
会議室での戦いが、番外にも続いていく。時には人間関係まで発展しかねない。
…ね、ほら、社会に出ても「勝ち負け」踏まえてうまくやれる人間なんて、そんなにいないんですよね。
“マウンティング”なんてことばがありますけど、あれは特別その人がそうなんじゃなく、ぼくら人間に最初から備わった“そういうもの”なんじゃないか、そう思うんです。
なんかそういうことって、他にもたくさんある気がするので、また気づいたら書いてみたいですね。
で、言いたかったことは、ぼくは「勝ち負け」をハッキリつけたり、目立ったりすることが大のニガテ。できるだけ目立つことなく、でも確かな歩みを続けていきたい派です。
高くなくていいから、じっとり続けていく、そんな物事を一つでも二つでも人生の中に取り込んでいきたい。
この『note』もそうですし、毎朝毎日歩いている「散歩』もそう。もちろん、20代から続いている『コーヒー』や『日記』を書いたりするもそう。全部、すごく地味なんです。
去年からはじめた『漢方』ももう一年になりますね。身体にじわじわと効いている気がします。ここに今年は、『瞑想』をするとか、『腹八分目に食べる』とか、『アナログレコード』を聴くとか、そういうことも含めていきたい。
周りや時代のスピード感に逆行するようなアクティビティを仕掛けていきたいですね。目立たないように。
*
1月5日(火)
福岡2泊目の朝。また4時に起きてしまう。
本をゆっくり読んで、心を落ち着かせつつエンジンをかける。頭の中は常に思考していて、その断片を都度都度日記やメモに書き留めるという習慣。
それにしても静かだ。
白湯を飲んだり、朝から美味しいコーヒーを一杯分だけ淹れたりして、しばらくはゆったり過ごす。
明るくなってきて、朝の散歩に出る。今日で最後の福岡DAY。
昨日向かった西側ではなくて、北の方への歩いていく。福岡で行きたかったコーヒー店の一つ、『REC Coffee』の県庁東店へと向かう。
その名の通り、スーツ姿の県庁職員のような出で立ちの通勤人が歩いている通りを、黙々と歩き、お店に入る。
しばらくお兄さんとお話をして、おすすめの豆やらブレンドについてを話す。チーズトーストとお土産用のブレンド豆をいくつか買って、袋と共に席に座る。棚には今朝の新聞があり、朝日新聞に目を通す。『緊急事態宣言』に関する記事が出ている。今週末には発出されるらしい。
が、自分には関係がない。というか、何も気にすることなんかないのだ。
『自分の身は自分で守り、人に迷惑をかけない』ただそれだけ。
とにかく自分の免疫を上げて、情報を集めて、手足を動かして、広い世界を見てみる。心はいつも健全にして、己の身体だけを健康に保つこと。
これが、今の世の中を“前向きに”乗り切っていく手段。
この一年、ずっとそれしかしてない。
そんなことを考えながら、コーヒーを飲み終えて、来た道を戻らないで別の道から宿に戻る。チェックアウトの時間が迫る。
チェックアウト後にグレープフルーツジュースをサービスでもらって、それを飲み干してから、最寄りの地下鉄の駅に歩く。普段も旅先もとにかく歩くようにしている。1〜2キロくらいは歩くくらいでちょうどいい。
大名で友人が手掛けた「スタートアップカフェ」に行き、そこでミーティングに繋ぐ。
しばらく作業をしたのち、また近場でもう一つコワーキングスペースがあることを教えてもらったので、そちらにも移ってみる。
大分県が運営しているコワーキングだそうですごく快適に過ごせたし、ドリンクも美味しかった。
お昼すぎになって、福岡最後の食事をすぐ近くの「ひらお」で天ぷらを食べることにした。とり天、野菜天、いろいろ順々に出てきて1,000円いかないのはうれしい。休みの日だったらきっと瓶ビールを頼んでいたと思う。
そのまま福岡空港線に乗り、空港へ向かい、TSUTAYAが手掛けた『シェアラウンジ』で1時間ほど過ごす。
空港内のTSUTAYAの中にあるラウンジスペースで、普通の空港ラウンジとさほど変わらなく、誰でも会員登録すれば使えるのもありがたい。
こういう場所が、地方にどんどん増えて欲しいと思った。なおさら、ANAやJALの“プレミアム感”がなくなるんだろうなぁ。
そのまま羽田空港に18時前に到着して、東京駅から新幹線で郡山へ。
半日で九州から、東北へ。気温も一気に下がった。心身は元気そのもの。
駅からそのままタクシーに乗って、目的の店『なか田』へ。
ここで出逢った中田シェフは、なんとなく長いお付き合いになりそうな“ご縁”を感じたけれど、初めて会ったばかりだし、紹介された身分だったので、そんなことはお首にも出さず、美味しく食事とお話を楽しんできた。
でも、そこで感じた感情だけはしっかりと書き留めておいた。
移動もして、美味しいものを食べ、気持ちも揺さぶられた一日は泥のようによく寝れた。福島に帰ってきたぞー!
ぼくも誰かの応援をしようと思います!