魂をもった芸術たち、パワフルダイナソーのこと
クマ財団の学生クリエイター、土屋美沙さんの個展に行ってきた。
場所は武蔵小杉駅から徒歩5分ほどのとても好アクセスのギャラリー、小杉画廊。
外観は非常に綺麗。
マンションのような出で立ちで、
デンタルクリニックなどの病院も入っている。実際に館内で子供連れのお母さんともすれ違った。昔からの住民というよりも、ここ2、3年で急増している、武蔵小杉的ファミリー感がした。
この街に降り立つのは、3回目くらい。
いつもどこかで工事をしている印象。しかも大きめのやつだ。
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個展の話。
小杉画廊の入り口を入るとさっそくクマ財団からの贈花。飾ってくれていてありがとう。
ただこの「クマ財団」という札、どうにも古めかしくてなんとかしたい。
花屋さん、昨今のインスタ映えに対応しておくれ。
この日は、財団の1期生、岩崎くんとともに来訪。
彼は、昆虫なんでもクリエイター。
画廊に入り、しばらくの間きゃっきゃと話をしていると、
折紙クリエイター、通称“Origamist”の立野さん合流。
ひとまず3人を記念にパチリ。
手に持っている巨大なワカメみたいなのも、土屋さん作。(ちなみに真ん中が、天才版画家 土屋)
彼女の作品は、一言で言うと、
「パワフルダイナソー」だ。
版画作品でこんなにも生き生きと表情や色合い、躍動を見せる作品をぼくは見たことがない。選考の時から大注目だった作品をいくつか。
これは、彼女の学部卒業制作の作品。
壁一面の版画で、3枚に分割して運び込むらしい。マンドリルの雷神さま。
エネルさま。パワフル。
柄も、まるでマリメッコのテキスタイルを思わせる。
マリメッコさん、オファーいつでも待ってます!
彼女の大胆な色づかいがとても好きだ。動物たちがいきいきと画廊の中に生きている。都会の中で、動物園に行ってきた感じ。
今度個展があるときは、娘と一緒に観にいきたいなあ。
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ここからは版画についての私見を少し。
「版画」と言えば、ぼくにとっては地元会津の巨匠、斎藤清さんだ。
柳津にも美術館があって、土屋さんも何度か訪れているとのことだった。
何か偶然の巡り合わせで、古本屋にて入手した画集が手元に1冊。
本人直筆の署名入りだ。
aizuloverなので、彼の切り取る風景ひとつひとつが胸にしみて、会津に帰りたくなる。あーもう帰りたい。
イッツ、ノスタルジック!
ちなみに今年は、斎藤清没後20年、
斎藤清美術館開館20周年となりアニバーサリーな1年。
最後に、地元展示情報を紹介して終わりにしたい。あー帰りたい。
20周年記念、斎藤清版画展
「BEST OF THE BEST – 第2部」
2017年7月1日 (土) ~ 10月1日 (日)
9月はもう1つ、学生の個展がある。
ひとそれぞれこだわりポイントも違うし、作品が個性的なのはもちろん、空間の作り方や、製作のエピソードも違うので、毎回毎回衝撃の連続だ。勉強になるし、それ以上に純粋に楽しい。
学生の自由な発想と表現に今後も驚かされると思うとワクワクだ。
それでは!
ぼくも誰かの応援をしようと思います!