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半年リモートで団体を運営してわかったこと

記事を見てくださってありがとうございます。
こんにちは、今年度の部長です。
今回は「半年リモートで団体を運営してわかったこと」について。

1. 半年起業部が何をやってきたのか

まずは「リモート」といろんなところで言われ始めてから、会津大学起業部が何をしてきたのか、時系列に沿ってお話しします。

3月: そもそもは春休み
月末には映画館見学とかあったけど、コロナだしやめておこう
4月: 新歓の形態が変更
バーチャル説明会に、コロナ対策ハッカソンの共催
実際に集まっちゃダメなんですか?
新入生もいることだし、とりあえず一度リモートで集まるかぁ...
5月: GW終わったけどやっぱりリモートで...
会議システム比較をやりたい、との意見があったので実施
好きな本を紹介してプレゼン力を上げるという企画も実施
6月: 会議システム比較の続きを実施
意見交換やアイディア出しが難しいのでnoteで意見をまとめる形を採用
リモートが不便で毎週活動するのが億劫に
集まるの禁止ではないから集まれる人だけ集まろう
7月: 映画館プロジェクトがジリジリと進み、8月の映画鑑賞会が決定
暑いので流しそうめんを大学で作り食べる
VRで新歓(2回目)が行われる
8月: やはりコロナの影響は大きく映画鑑賞会を断念
あまり部員の集まりがよくないので9月いっぱい夏休みを取ることに
9月: 夏休み
note記事を書ける人は書く(ゆるいルール)
10月: 大学が原則マスク着用など制約がつくようになった
対面授業も増えてきているが、慣れてきたリモートを使うことに

noteに投稿した"会議システムの比較記事""本紹介"などの記事の執筆に関しては公開しているので、活動しているなと思われると思いますが、私たち起業部では実際に集まって活動もしていました。
密にならない食事会を開こう!ということで流しそうめんだ!など...笑

2. マイナスな面

・コミュニケーションがとれてるか不安になる
コミュニケーションがとれない、難しい、少ない、と言う話をリモートの大変な面としてメディアではよく取り上げられていると思います。

これは正しいと思います。
相手の作業の進み具合を見つつ、どのくらいの時間を取ったらいいのかなどを考えていたのに、その進み具合が全く見えない。
またその相手から連絡が来ない場合は、何をやっているのかすらわからない

もっと言うと、メンバーがリモートに慣れていないだけなのか、コミュニケーションを取れていないのか、それともタスクが終わっていないだけなのか、など状況すらわからないのが辛いです。

・テンションがわからない
リモート会議をやったことある人はあるあるだと思いますが、どんなテンションで参加したらいいかわからないんですよね。
だからこそムードメーカーのような人も必要だし、おしゃべりしているだけにならないようにキチッとまとめる人も必要になるし...というところはあると思います。

離れていても空気感を掴んで回せる人、うまくやれる人が大事だと思いました。

・活動内容が薄い
改めて振り返ってみましたが、少し内容が去年よりも薄いような気がしますね。
確かに文章を書くということは新しい取り組みではあるし、アウトプットも大事なことだとは思いますが、付箋や紙を使ってお菓子を食べながらアイディア出しをしていた時間を思い返すと「去年より活動できていないのではないか」と思ってしまいます。

薄くなった理由があるとすれば、「とりあえず延期」というのが多かったからのような気がします。
「コロナだし新歓はとりあえず延期」「コロナだし授業はとりあえず延期
こんな感じだと「じゃあ場所取れないから部活もとりあえず延期」
こう言わざるを得ない状況だったのではないかと思います。

もともとリモートに慣れていた団体や人であれば、「リモートで。」という形に即座に適応できたのかも知れませんが、紙とペンをこよなく愛していた起業部は(アプリ開発とかもしてたよ)「とりあえず延期」路線を突っ走っていたと思います。

・時間がない
これは全員ではないと思いますが、「リモートになったらさらに忙しくなった」ということを感じています。普段と同じようなバイトであれば、忙しさはあまり変わらないと思います。ただ他の団体の活動がリモートになった場合、「リモートだから参加できるよね」という前提で活動が決まることが増えたのです。

今までなら「移動時間として30分あるから...」と考えるであろうところを、「18時まで他のミーティングなので、18時からなら大丈夫です」という鬼スケジュールを自ら立てることが可能となってしまったのです。

さらにこれによって都会の方々の電車事情とかが緩和されたのか、「22時から」や「とりあえず21時あたりに集まっておく?」という曖昧な時間だけ食うスーパー鬼スケジュールを立てざるを得なくなったのです。

3. プラスな面

・活動の幅が広がった
ダンスサークルや吹奏楽などの集まらないといけない部活であれば、集まることすらできないので大変としか言いようがないと思いますが、起業部は言ってみればお金になりそうなことを考える部活なので、自由にやりたいことをやることができる。決められた制限の中で一番楽しそうで、できそうなことをやるということができる。だからアウトプットについても考えることができたし、新たなことを始めるいいきっかけになったと思います。

・多少体調が悪くても参加できる
体調が悪い時はちゃんと休め、という意見はもっともだとは思いますが、部長としては急にドタキャンというわけにもいきません(熱があったりする時は休むべきですが)。リモートであれば「今日は顔出さない、ごめん!」と言って、あったかい飲み物と楽な服装で参加できます。ちゃんと顔出して参加しないとダメでしょ、という意見もあると思いますが「参加したいけどつらいんだよ〜」と言う時はリモートで本当に良かったと思いました。

・時間ができた
「マイナスな面で時間がない、っていう話しただろ?!」って思われると思いますが、これはプラスでもあると思っています。移動時間がなくなるので、1日の中でミーティングに使うことのできる時間は増えてるのです。
ただその代わり「リモートだから大丈夫だよね!」というスケジュールの立て方をしているコミュニティに二つ以上入ると、同じ時間にいくつもミーティングが入ってしまいます...(同時参加したことがあると言う話は秘密)

・コミュニケーションをとる練習になった
これは賛否両論あるかも知れませんが、もともとコミュニケーションをとるのが難しい環境にあるのだから、チャットでいかに少ない文字数わかりやすく誤解を生まないようにするのか、などそういう面を気にするようになりました。

会津大学起業部ではSlackを使っていますが、私は賛成かどうかなどの反応が欲しい時「何か反応ください」という雑なフリではなく、「下のマークで○か×を押してください」という形に変えました。
これでいつもならうなずいたりすればよいだけのリアクションも、ワンクリックなのであまり抵抗なくやってもらうことができます。
最近はそれだけだとつまらないので、お団子やチキン、ケーキなど食べたいものなども押してますが...笑

4. まとめ

まだこの状況は続くと考えられます。
そしてリモートの方が効率が良いことは、リモート方式が残っていくと思います。
もちろんデメリットもあるし、人間としてFace to Faceで話すのが心地良いと感じる場面も多いと思いますが。

となると、リモートの良いところと悪いところをしっかり理解した上で、上手に付き合っていく必要があるのかなと思います。上手な使い分けも大事です。リモートだと失敗することがわかっているのに、わざわざリモートにする理由はありません。

リモート会議などが普通になってきて使う機会...いやいや使わないといけない機会が増えてきたと思いますが、まだ使い慣れていない方もいらっしゃると思います。別に使わなくて済むならそれはそれで良いと思いますが、もしリモートだけをこよなく愛している、または食わず嫌いでしたら、少し考え方を変えても良いのかなと思います。個人的にはタイムラグがなくなって、同時に複数人が話してもちゃんと聞こえて、部屋の中が映し出されても問題なくなったらリモートがもう少し好きになるような気がします。

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