試験的アニメレビュー #1 「カウボーイビバップ 第三話 ホンキィ・トンク・ウィメン」

OP 「Tank!」

 Tank!があれば、なんでもできる!!!そのくらいに最高なナンバーと映像でございます。私たちが生まれるちょっと前、このような映像がたくさんあったのかな、たぶんないけどすんごい良い感性だなって思います。
 Sunriseの「テロリン」から始まり、このOP。もう満足しちゃいますよね。

 特徴的すぎてどこから話せばいいのかわかりません。


 まず、OP音楽としてノーボーカル楽曲を採用することが少ない現代アニメと比べると、もうそれだけでインパクト大。ジャズを作品の一つ柱に据えている本作品にとってこれ以上ないOPでしょう。菅野よう子さん、シートベルツさん(昭和的な命名で大好き。)まじでありがとう。全部の楽器がずーーーとっかっこいい。口Tank!をみんなでしましょう。いつかネットに投稿しますね。

 次に映像。いやなん何だこれは。こんな先進的でドラマチックな映像が1998に大ヒットしたっつーのがもうすごい。一人一人のキャラを誇張したアニメーションで印象付けながら、ジャズとのコンビネーションで生み出されるなんだか体験したことのないようなグルーヴ。一コマ一コマ魅力がすごくて、3話のみをレビューする今回のこの記事では書ききれない。複数人でじっくり見て別の記事を作りたいと思う。

 タイトルがOPの最後に無骨に出てくるのってば、最高じゃないすか?????

てか何で3話からなんだよ。おい。

 私もそう思います。一話からやった方が切りがいいし、絶対楽しいジャン。このオタンコナス!
 まあ理由としましては、このレビューをしようと思い立ったのが、ちょうど3話を見る直前だったというただそれだけの理由なんです。何せこの記事は実験的な記事。アニメレビューを煩雑に書いたらどのような印象を持つのか、私の言語化能力はどのくらいなのか、どのくらいの時間が、レビューに必要なのか。
 そういった具合で、3話から、そして汚い煩雑なフォーマットで、レビューをさせていただきます。
 
 いかに一応のあらすじをギャル語で書いておきますから、もしご必要な方はお読みになってくださいまし。

1&2話のざっくりとしたまとめ

 2071年の火星とか宇宙とかが舞台になっておりまして、その世界をビバップ号というおんぼろ宇宙船に乗って旅をする賞金首がおりました。その二人の名をもじゃもじゃ頭の戦闘担当スパイク、無骨な義腕のエンジニアジェット。二人は賞金首を追って今日も空をとびまわる。

 1話では、基本的な噺の流れはこうですよっつーよーな感じで、お手軽な賞金首を使ったバカかっけぇアクション。お手軽なインスタントヒロインを使ったちょっとのスパイクのキャラ説明。あとはかっけぇ世界観をクールな音楽と、光の加減が最高な映像で説明するって内容だ。

 2話でもその基本は変わらず、新しい賞金首を追う。その中でデータ犬と呼ばれる、頭のよさげなコーギーがビバップ号に登場。ぜってーーーこいつがスパイク助ける場面に三回あるべ。2クールもあるんだもん。私はデータ犬が3回窮地を救うと思います!!果たして当たるのでしょうか。

 それではここから3羽のレビューになります。お待たせしました。

Aパート

 しょっぱなから、OPに出てきていたようなキャラがご登場。あとバーみたいな場所かなんかは壊されるためにあるってくらい壊されるな。かわいそう。
 サブタイトルの入り方かっこよすぎませんか??????????いかすぜ。私はカウボーイビバップのサブタイのように生きたい。すっと現れ、音楽を残し消えていく。くぅううううイカスゼ。
 服のデザインがダサいともかっこいいともとれる絶妙なライン。宇宙船のデザインも枠をはみ出していて素晴らしい。機能性なんて度外視の派手な外装な建物ってあるじゃないですか。ゴリラの置物が置いてあったり、竜が道に飛び出している看板だったり。そんな感じの建築物とおんなじ感覚で、この世界の宇宙船は作られたりするっぽい。だってルーレットの形した宇宙船だよ???????


これと
これの合体

 なんか私たちと同じ価値観のまま、未来が作られているのが、この作風と会っている気がして、インターフェースデザインとして最強だと思います。スロットもカートでの賭けも、今と全部同じ。なんだかほっとする。

 カードをめくる音とかがすんごい良いな。緩急がそれだけで生まれている気がする。

 人と人がぶつかるシーンがあるんだけど、カメラワークが地味に攻めてる。

「ショータイムよ」っていうセリフがあるんだけど、そこからの音響がすさまじい。機械が動いてる音かと思ったらBGM。即しすぎだろ場面に。

 そして銃声。この作品だと、初めて人が死ぬ場面だ。火星の煩雑とした街模様から、そんなにいい治安ではないんだろうなと思ってはいたが、きちんと治安は悪かった。私たち視聴者は、人が死ぬ作品として、この作品と向き合っていかなければならないっつーわけ。どうせ死なないでしょは通用しません。これを3話で見せるというのは、世界観を丁寧に違和感ないように描写していることの証明ではーーーーー????。


Bパート

 アイキャッチもおしゃーーーーーー。すきーーーーーー。

 声優さんがすごいよなーーーー。今のところのメインキャラがさ、石塚さん林原さんやまちゃん。何のノイズもない。ドラマチックな演技が徹底されているのも、三人の良さを加速させている。

 一話完結といううわさを聞いているので、どんだけの陰謀が出てくるのか楽しみです。その陰謀がつながってたりしたらうれしいよね。

 宇宙遊泳のシーンすごいです。まずボタンを押します。この時点ではどんな機能かわからない。体が宙に浮きます。ここであのボタンがマグネットをオンオフするボタン何だって気づきます。体を反転させます。足を船体の方に向けます。ボタンを押します。体が宇宙船にぴったりとくっつきます。
 おそらく宇宙船自体からオンオフできる重力場が出ているんでしょうが、それを伝える方法として、メチャクチャシンプルだけど面白い。すんごい良いシーン。 

 バトルシーンマジで、いい。言葉にできない。音楽がマジで最高すぎる。も~ーーーーーいい気分になっちゃいますよあんなの。程よいスピード感と飽きないバリエーション。

 「はーいゴールジュ」「よう、ロマニー」

この掛け合いの意味が分からんのですよ私は。調べたら出てきそうだけど、ネタバレを踏んじまいそうだから。ニヒリズムがちょうど気持ちのいいラインで踊っているような感じがして、このせりふだいすきですね。
 

ED

OPに打って変わって、違う方向からの渋さ。夕方にぼーっと見てたなんかのサスペンスみたい。ちょうどいいと思います。

次回予告もさいこう。セリフがめっちゃくちゃいいし、新たな方向からの宇宙世界の拡張ににやにやが止まりません。 


総評

 まーーーじで面白い。主要キャラのフェイのキャラ説明としての今回の話は最高の出来栄えだと思うし、これでまだまだ過去の話だとか葛藤だとかは一切顔を見せていないわけで。これからのフェイの活躍に期待ですね。
 んでSF作品としてもまじでバランスのいい設定開示。次がワクワクするし、まだこの3話だけで楽しめるSFがたくさんある。音楽も何度でも楽しめるし。

何だこの作品は!!!!!!!引き続き視聴します。


また、このようにレビュー(感想マシンガン)をしてみたのですが、実際の画面を見ながらの方が絶対楽しいしわかりやすいのです。でも私はそれが出来ません。ちょっとづつ形を探っていいレビューの形を探していきたいと思います。

この記事を書いて、カウボーイビバップを見ている人は
らーゆ Twitter @yunotatemae

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