逢沢

遊び場。 爆売れする読み物をつくります。

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最近の記事

「○○すると死ぬ世界」#2 BKSにて

※読む前に この話は連続するオムニバス形式の短編小説の2話目です。まずはこちらのルール説明を読んでからご覧になってください。 「おい、わざわざこんな遠いところまで呼びやがって。あ?聞いてんのかよ。」 金髪で長髪の見るからにガラの悪い男が僕に話しかける。 「いつものことじゃないか、僕達3人が何か会議をできる場所はここしかないんだから。」 横目で彼を見ながら答えた。 「そうです。ここは私たち3人、いや3種族が集まり、そして誰の目にもとまらない貴重な場所です。その口調の

    • 「○○すると死ぬ世界」#1 ぬくもり

      ※読む前に。 この話は、連続するオムニバス形式の短編小説の1話目です。そのためまずはこちらのルール説明をご覧になってから読んでください。 先日、35年以上連れ添ったかあさんが死んだ。 死亡届を提出し、葬儀や火葬も無事に終えた。かあさんが死んでから慣れない作業に疲れては汗をかき、居なくなった事実を思い返しては涙を流した。 ずっと1人で家に居るのは落ち着かない。ここ1週間ほどは家を空けている時間が多かったので、久しぶりに仕事が来ていないか確認したい。パソコンが更新待ちでな

      • 僕と勝負をしましょう。ルール説明↓

        僕とnote読者の皆さんで勝負をしましょう。 これから僕が定期的にあげる短編小説には、あるルールがあります。 それは、「この世界では○○すると死ぬ」です。 ありきたりだなーと思う気持ちもわかります。が、1つ2つと読んでみて答えがわからないようであれば、ぜひ読むことを続けて欲しいです。  注意深く読めばそんなに難しいものでは無いと思いますし、もちろん簡単にわかるように書いてるわけでもありません。 あげる予定の短編は全部で10〜15本くらいで、それぞれの話の共通点を探す

        • ブラックおとぎ話 #1

          むかしむかし、それは高い山の上の、綺麗な海の見える学び舎の話です。 ある男の子は、とても綺麗な白い肌がちょっぴり自慢でした。 男の子の大好きなお母さんが、異国生まれだからだそうです。 男の子が7歳になり、いよいよ、学び舎に通う歳ごろになりました。 期待に胸をいっぱい膨らませて、男の子は学び舎に向かいました。 たくさんの友だちに囲まれて、初めての学び舎が始まりました。 しかし、男の子は、周りの子達にひどい言葉を浴びせられてしまいます。 「君の白い肌は気持ち悪い。」